2月4日(日)

クァルテット・エクセルシオの現代から未来へ、弦楽四重奏の実験的挑戦。
東京オペラシティ―、近江楽堂にて

ヴァスクス/弦楽四重奏曲第2番「夏の歌」
矢代秋雄/弦楽四重奏曲
~休憩~
バルトーク/弦楽四重奏曲第6番

現代音楽の最先端を聴くことが出来ると遠くからわざわざやってきている人もいますので、近江楽堂内は緊張に包まれています。
プレトークがあり、渡辺和さんの司会で作曲家の西村朗さんをゲストに招き、面白おかしく師である矢代秋雄さんについて語っていただきました。

ヴァスクス(1946-)の「夏の歌」についてはGRECOで聴いた曲です。
ラトヴィア生まれのヴァスクス、Ⅰ「花ひらく」Ⅱ「鳥たち」Ⅲ「悲歌」何か静かで悲しげな北の国の花や鳥のような曲。

矢代秋雄(1929-76)さんの弦楽四重奏は、1954-1955年にかけて書かれ、5年間のパリ留学時代に完成した唯一の作品で、「大人の作曲家」としての第一歩を踏み出したものといえると本人が言っている。帰国後この作品に毎日音楽賞が与えられとても勇気づけられたと。完成度の高い素晴らしい作品で、プレトークで大友君が言っていたように3楽章重厚な出だしが印象的。

バルトーク(1881-1945)の弦楽四重奏曲6番は、アルバン・ベルク四重奏団が最後のコンサートに選んだのがシューベルトの最後の弦楽四重奏曲とバルトークの6番だったとチェロの大友君が言っていましたが、、ヴィオラ独奏が全曲の中心となるメスト(悲嘆)旋律から4楽章までメスト(悲嘆)で埋め尽くされる。

ラボ・エクセルシオ 新章Ⅵ
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