広上・京響 第632回定期演奏会

3月16日(土)

先週の日曜日は、名古屋で広上・京響でマーラーの「巨人」を聴きましたが、今日は本場京都で広上・京響のマーラーの7番「夜の歌」を聴くことになりました。

マーラー/交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
 指揮/広上淳一
 コンサートマスター/泉原隆志

グスタフ・マーラー(1860-1911)の「夜の歌」は、今回、指揮者の高関健さんによる現代において演奏しやすい高関バージョンの楽譜によって演奏されるということです。例によって今日も満席。「夜の歌」という名前のため人気がなかったと言われるのですが、広上マエストロの手にかかると一振り一振りに楽団員が最高の音楽で答える雰囲気ができている。全体で5楽章でもあまり長く感じられないくらい複雑な音の組み合わせが面白い。

演奏会後は京都・東山花灯路2019に行ったり、城南宮の枝垂れ梅や椿、はたまた京都植物園温室で奇怪な植物を見たりと京都の懐が深いところを十分感じられる旅でした。マーラー先生、広上先生、有難う。

京都で朝食「居様」

3月17日(日)

京都で一泊し、朝ホテルモントレ京都近くのおばんざい朝食のお店「居様」に行ってみました。

「三井ガーデンホテル 京都新町 別邸」内 1階にある「居様」(いざま)は、ホテルのレストランなんですが、もともと蔵を改造して作ったレストランで、裏は近代的なホテルになっています。ホテルに泊まってもそんなに高くはない。
おばんざいは種類がたくさんありバイキングスタイルで、洋食バイキングも選べます。食事もよいのですが雰囲気がとても落ち着いた和モダンで居心地がいい。
是非とも足を運んでください。
イギリスでマナーハウスを改修して作ったホテルを見つけた時のような感動です。行ってみなければわからない古くて新しいホテル&レストランでした。

京都のそば処「尾張屋」

3月16日(土)

先週は名古屋、今週は京都です。
今日の宿は、中京区烏丸通りにあるホテルモントレ京都。
ここは地下鉄烏丸線、烏丸御池駅に近く、京都駅・東山・河原町・北山の京都コンサートホールに行きやすく良く使っています。
で、今日の夕食は烏丸御池駅から歩いて数分のそば処「尾張屋」です。

ここ、御用蕎麦司として認められた古いお店です。
閉店数分前にも関わらず入れてくださり久々に冷える京都でしたので、
本当に有難いことでした。
天せいろと京だし巻きを注文してホッと一息。
(ラストオーダーが午後6:00ですので気をつけて、入り口は表通りでなく裏通りにあります)

広上 京響 名古屋公演 

3月10日(日)

恒例の京響名古屋公演の9回目です。
いつもは7月の暑い日に開催されますが、今年は3月と11月にも広上・京響の公演があります。
愛知県芸術劇場コンサートホールが改修され、どこと言ってはわからないのですが何かが良くなっている。このホール、広上マエストロは3本の指に数えられるほどのトップクラスの音響の良いホールだとのことで、本当に名古屋の皆さんは幸せですね!今回も名古屋の友達2人と主人と私、4人の「名古屋で広上・京響を聴く会」?のメンバーと一緒です。

京都市交響楽団・第9回名古屋公演

シューベルト/交響曲第7番(8番)ロ短調「未完成」
     ~休憩~
マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」
 京都市交響楽団
 指揮/広上淳一
 コンサートマスター/三上亮(客演)


朝早くから名古屋に着いて、久しぶりにコンパルでモーニングを食べたり、兄と鰻を食べたり、宗次ホールに行ってソフィー・ダルティンガロングのファゴット・リサイタルを聴いたりは、夕方6:00から始まる広上・京響名古屋公演の序章のようなもの。
曲は、有名なシューベルトの「未完成」とマーラーの「巨人」
フランツ・シューベルト(1797-1828)の「未完成」は、25歳の時に、一気に書かれたもので、ほとんど手直しがない。まるで神の微笑みのもと、インスピレーションを得たかのような作品、短くて巨大な「未完成」が終わると、
グスタフ・マーラー(1860-1911)の「巨人」、広上の指揮からいきいきした自然や鳥の声が紡ぎ出されて、とっても人間的な暖かさが感じられ、感動!感動!の連続です。何だろうこのリズム感は・・魔法のよう。
そして最後はブラボーの嵐です。
アンコールはエルガーのエニグマ変奏曲からニムロッド
帰りぎわ、幸せのオーラが皆さんの周りに渦巻いていました。

名古屋でモーニング

3月10日(日)

名古屋1day tour を予約したので早めに新幹線名古屋駅に到着してしまいました。名古屋にせっかく来たんだからモーニングを食べようと、
メイチカコンパルに行ってみると、


どえりゃ〜うみゃ〜えびふりゃ〜さんど たべたぎゃ〜。
出来立てサクサクのエビフライがたっぷり、ふわっとした卵焼きにシャキッとしたキャベツ、今までどうして食べなかったのか ふ・し・ぎ。

名古屋の鰻は「宮宇」のうなぎ「しら河」のうなぎは、本店・支店とも法事などで使ったことがありますが、本丸の「蓬莱軒」に行ったことがないんですよ。
あと名古屋城の本丸御殿にもね! 多分一番名古屋を知らないシロクマです。

宗次でソフィー・ダルティンガロング

3月10日(日)

名古屋の宗次ホールにて、ウィーンフィルの首席ファゴット奏者のリサイタルに。

ソフィー・ダルティガロング ファゴット・リサイタル

ヴィヴァルディ/チェロ・ソナタ第7番イ短調RV.44
J・S・バッハ/無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013
テレマン/ファゴット・ソナタ へ短調 TWV41:f1
     ~休憩~
タンスマン/ファゴットとピアノのためのソナチネ
デュティユー/サラバンドとコルテージュ
ビッチュ/バスーンとビアののためのコンチェルティーノ
サン=サーンス/バスーンとピアノのためのソナタ ト長調作品168
 ファゴット/ソフィー・ダルティガロング Sophie Dartigalongue
 ピアノ/沢木良子

1991年フランス生まれのソフィーは、2013年ミュンヘン国際コンクールで1位なしの2位を受賞している経歴の持ち主。
ウィーンフィルだけでなく、ベルリンフィルのテストにも合格したそうです。
アスリートのようなしっかりした体で支えるファゴットは柔らかな音とテクニックが素晴らしい。
アンコールはフォーレの「夢のあとで」をファゴットで。

エクセルシオ・奥志賀

3月9日(土)

第140回 クァルテット・ウィークエンドは、クァルテット・エクセルシオとクァルテット奥志賀の競演、晴海の第一生命生命ホールにて。

クァルテット・エクセルシオ&クァルテット奥志賀

モーツァルト/弦楽四重奏曲第16番変ホ長調K428(奥志賀)
ヤナーチェク/弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(エクセルシオ)
     ~休憩~
エネスコ/弦楽八重奏曲ハ長調作品7


クァルテット・エクセルシオの第2ヴァイオリン奏者、山田百子の退団が発表され、北見春菜がこの6月から新メンバーとして活動することになりました。今日の第2ヴァイオインは、双紙正哉、西野ゆかのご主人という特別な組み合わせ。

今回クァルテット・エクセルシオと競演するクァルテット奥志賀は、2014年結成の新鋭グループで、小澤征爾の国際アカデミー奥志賀で出会ったのがきっかけ。
Vn: 小川響子、会田莉凡、Viola: 石田紗樹 Cello:黒田美咲
という元気な若手演奏家です。

クァルテット奥志賀がモーツアルトの弦楽四重奏曲16番を瑞々しいタッチで、
クァルテット・エクセルシオがヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」を西野ゆかの第1ヴァイオリンと双紙正哉の第2ヴァイオリンが化学反応を起こしたかのような集中した演奏を聴くことができました。双紙は、都響の第2ヴァイオリン首席ですものね。

そして最後はエネスコ(1881-1955)の弦楽八重奏曲、青年エネスコが1900年に作曲したものです。
第1ヴァイオリン:会田 第2ヴァイオリン:西野 第3ヴァイオリン:双紙
第4ヴァイオリン:小川 第1ヴィオラ:石田 第2ヴィオラ:吉田
第1チェロ:黒川 第2チェロ:大友
8人が対等に絡み合い渾然一体となってダイナミックで白熱した競演でした。
アンコールはメンデルスゾーンの八重奏曲の第一楽章。

サイン会でのエクのメンバーと会田莉凡さん

天空のイタリアン「Casa Varelia」でランチ

3月5日(火)

いつもの友達とランチです。
神楽坂にある 天空のイタリアンレストラン「Casa Valeria」
オーナーが素敵な女性のソムリエで「由利子」さんという方です。

前菜の前にドリンクが一杯サービスされ、
自家製パンとトスカーナのオリーブオイル。
前菜の盛り合わせは、鯛のカルパッチョ、佐賀牛のリエットなど、
魚料理と肉料理が1プレートに半々で出してくださるサービスもありました。
魚は鱸のポアレと菜の花のソース
デザートはシャーベットと焼き菓子、
食後のカフェは、おかわり自由という素敵なプランです。

そして食後は、東京大神宮に参拝です。
江戸時代、伊勢神宮への参拝は生涯かけての願いでしたので、明治天皇が東京における伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に創建されました。

それでは、次は7月かしら、楽しみです。

日フィル・345回横浜定期演奏会

3月2日(土)

少し春めいてきた横浜、今日は桜木町からでなく横浜駅からみなとみらい線に乗って、みなとみらい駅〜横浜みなとみらいホールに到着。

「輝け!アジアの星☆第11弾」と題して、指揮者がシンガポール生まれのダレン・アンさん、ヴァイオリンが周防亮介さんです。

マイアベーア/歌劇「予言者」より「戴冠行進曲」
ラロ/スペイン交響曲ニ短調作品21
     ~休憩~
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ラヴェル/バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲
 指揮/ダレル・アン Darrell Ang
 ヴァイオリン/周防亮介(すほう・りょうすけ)
 コンサートマスター/田野倉雅秋

ダレル・アンは、1979年シンガポール生まれ.サンクトペテルブルク音楽院指揮科を首席で卒業。すでにヨーロッパ各地で活動を展開し日本のオーケストラとも共演を重ね。注目を集めている。ヴァイオリンの周防亮介は1995年生まれの伸び盛りで、「ヴァイオリンは体の一部であり自分の声のようなもの」といっている。

ジャコモ・マイアベーア(1791-1864)は、グランド・オペラを確立したと言われるユダヤ系ドイツ人作曲家だが、現代では上演する機会が少ない。ダレル・アンは、この作曲家に深い理解を寄せていて、CDも出している。

エドゥアール・ラロ(1823-92)は、4曲のヴァイオリン協奏曲を書いている。「スペイン交響曲」「ノルウェー幻想曲」「ロシア協奏曲」など異国情緒をうかがわせる題がつけられている。
「スペイン交響曲」は、1873年に完成され翌々年に名ヴァイオリニスト、サラサーテによって初演されたが、周防亮介くん軽々と弾いてしまいました。
周防くんのアンコールはタレルガの「アルハンブラの思い出」ギター作品を無伴奏ヴァイオリンに編曲したもの。

クロード・ドビュッシー(1862-1918)の「牧神の午後への幻想曲」日フィルのフルート真鍋さんのソロが聞きどころで、プレトークでは奥田佳道さんがフルートのC♯の音はくぐもって聞こえ、この音から20世紀の音楽の扉が開かれたとのことです。確かにフルートは全開で、音が出にくい!

モーリス・ラヴェル(1875ー1937)の「ダフニスとクロエ」第2組曲
ここでも真鍋さんのフルートの名人芸が披露されます。
オーケストラのアンコールはサティーのジムノペディーをドビュッシーがオーケストレーションした第3番でした。


読響・ツァグロゼク・ブルックナー

2月22日(金)

第585回読売日響定期演奏会は、巨匠ローター・ツァグロゼク指揮のブルックナー7番と、日本初演のリーム Ins Offene…です。

リーム/Ins Offene… (第2稿/日本初演)
     ~休憩~
ブルックナー/交響曲第7番(ノヴァーク版)
 指揮/ローター・ツァグロゼク
 コンサートマスター/日下紗矢子

指揮者のローター・ツァグロゼクは、1942年ドイツ・バイエルン州生まれ。音楽好きの一家に生まれ、6人兄弟の長男で、レーゲンスブルグ大聖堂少年合唱団に入団。マエストロの美声がフルトヴェングラーの耳に留まって、12歳の時ザルツブルグ音楽祭の「魔笛」の第一の童子としてデビュー。それ以来プロとしての音楽活動は63年になり最もキャリアの長い音楽家の一人となる。
マエストロの正直、率直な性格は、大きな信頼につながり、2017年ドイツ連邦共和国はマエストロにドイツ連邦共和国一等功労十字章を授与した。

ヴォルフガング・リーム(1952〜)は、ドイツの戦後世代を代表する重鎮作曲家で、主知主義的な戦後アヴァンギャルドの洗礼を受けている。リームの曲のタイトル「Ins Offene…」とは、「開いた…の中に」という程度の意味がある。
「Ins Offene…」はスコティッシュ・ナショナル管の委嘱により、1990年にグラスゴウで初演された。
今回は第2稿で日本初演、3群に分けられた39人の音楽家によって演奏される。
1群は、ヴァイオリン2人、トランペット3本、打楽器3人で、舞台ではなくホールの5箇所、P席の左右に2人のヴァイオリン、トランペットと打楽器は2人1組でホール2階席の左右と中央に陣取ります。あと2群と3群は舞台上ということで、音の中央にいるのが(ins…)観客かしら…。
ちょっと日本の雅楽に似た響があったような気がする。

アントン・ブルックナー(1824-96)のかの有名な交響曲第7番、1882年に第1楽章と第3楽章を仕上げたのち、第2楽章へと筆を進めた。この世ならぬ深みと美しさを湛えたアダージョ楽章はワーグナーの死の予感のもとに書かれた。ワグナーの死の知らせが入るとアダージョの仕上げに入っていたブルックナーは4本のワーグナー・チューバによる哀切に満ちた葬送音楽を書き加えた。
ツァグロゼクの指揮は、読響の重厚な響を、テンポの変化で重いだけに終わらせない効果を出していて、現代的で新鮮な感覚がした。
終わるといつものように拍手喝采、ブラボーが鳴り響き、ツァグロゼクが呼び戻しをされ、これはいつもより歓迎度合いが高いことが証明されたようです。