ウィーン国立歌劇場「エレクトラ」

ウィーン国立歌劇場11月からのアーカイヴの今日は、3月から閉鎖されて9月に新シーズンを迎え、ライブストリーミング第1弾として配信されたリヒャル・トシュトラウスの「エレクトラ」が、無料アーカイヴとして登場しています。指揮はウェルザー=メスト、演出はハリー・クプファー、コロナ明けで歌手たちもエネルギーが有り余っての迫真のステージでした。

エレクトラ/リカルダ・メルベート Ricarda Merbeth
クリュテムネストラ/ドリス・ゾッフェル Doris Soffel
クリソテミス/カミラ・ニールンド Camilla Nylund
オレスト/デレク・ウェルトン Derek Welton
エギスト/イェルク・シュナイダー Jorg Schneider
第1の少女/モニカ・ボヒネク Monica Bohinec
第2の少女/ノア・ベイナルト Noa Beinart
第3の少女/マーガレット・プランマー Margaret Plummer
第4の少女/レジーネ・ハングラー Regine Hangler
第5の少女/ヴェラ=ロッテ・ベッカー Vera-Lotte Boecker
監視の女/ドンナ・エレン Donna Ellen
若い召使/ロバート・バートネック Robert Bartneck
年老いた召使/ダン・パウル・ドゥミトレスク Dan Paul Dumitrescu
オレストの後見人/マーカス・ペルツ Marcus Pelz
クリュテムネストラの腹心の侍女/アンナ・ネカメス Anna Nekhames
クリュテムネストラの裾持ち/ステファニー・メイトランド Stephanie Maitland
指揮/フランツ・ウェルザー=メスト Franz Welser-Moest
演出/ハリー・クプファー Harry Kupfer
舞台/ハンス・シャーファーノッホ Hans Schavernoch
衣装/ラインハルト・ハインリッヒ Reinhard Heinrich
振付/アンゲラ・ブラント Angela Brandt

リヒャルト・シュトラウスの「サロメ」と同様に「エレクトラ」も、おどろおどろし内容になってます。エレクトラの父アガメムノンは、母クリテムネストラと愛人のエギストとが不倫関係になり、殺されてしまう。エレクトラにはクリソテミスとオレストという弟妹がおり最後には死んだはずの弟オレストが出てきて、母も愛人のエギストも殺して、腐った王国を建て直す。
幕が開くと、アガメムノンの巨大な像ところがる首、像から垂れ下がるロープを掴みながら歌うことでアガメムノンと繋がっていることを象徴している。腐った骨肉の塊を拾い集める6人の召使女が生々しい。「女王様なのに犬と同じものを食べさせられている」とか「旦那様に殴られる」とか、ギリシャ悲劇のいじめも相当なもの。
タイトルロールのエレクトラ(リカルダ・メルベート)は、最初から最後まで出ずっぱりでハードな役を歌い切ります。そして妹クリソテミスがカミラ・ニールンドで「影のない女」「カプリッチョ」「アラベラ」を歌った宮廷歌手の称号を持っっているソプラノ、そして母クリテムネストラがまたぴったりのドリス・ゾッフェルです。ずーと前に「こうもり」でオルロフスキー公爵を歌ったのを覚えています。初めから緊張の連続で一気に「エレクトラ」の世界に入ってしまいました。オペラって凄いですね!

ウィーン国立歌劇場オペラ無料配信

再閉鎖したウィーン国立歌劇場は、11月から再びアーカイヴを配信することにしました。
先回のブログで11月16日の「アンナ・ボレーナ」までプログラムを発表しましたが、今日ウィーン国立歌劇場のホームページを見てみたら11月24日までの予定が出ていました。よかったら参考にしてください。

 


プログラム:
 
2020年11月16日月曜日午後7時
Gaetano Donizetti
ANNA BOLENA  (2011年4月2日公演)
音楽監督:EvelinoPidò
制作:EricGénovèse
出演:Anna Netrebko、ElīnaGaranča、Ildebrando D’Arcangelo、Francesco Meli、エリザベス・クルマン

2020年11月17日火曜日午後7時
リヒャルト・シュトラウス
アラベラ (2016年3月17日公演)
3幕の叙情的なコメディ
指揮:ピーター・シュナイダー
演出:スヴェン・エリック・ベクトルフ
出演:カミラ・ニルンド、ボスコフス、チェン・ライス、ハーバート・リッパート、ダニエラ・ファリー

2020年11月18日水曜日、午後7時
リヒャルト・シュトラウス
サロメ (2020年1月24日のプレゼンテーション)
一幕での音楽ドラマ
指揮:Michael Boder
演出:Boleslaw Barlog
出演:Lise Lindstrom、Michael Volle、Waltraud Meier、Herwig Pecoraro

2020年11月19日木曜日、午後7時
Hector Berlioz
LES TROYENS (プレゼンテーション2018年11月4日から)
5幕のグランドオペラ
指揮:Alain Altinoglu
演出:David McVicar
出演:Joyce DiDonato、Brandon Jovanovich、Anna Caterina Antonacci、Adam Plachetka、Jongmin Park、SzilviaVörös

2020年11月20日金曜日午後7時
リヒャルト・シュトラウス
THE ROSENKAVALIER (1994年3月発表)
3人に音楽のためのコメディは働き
指揮:カルロス・クライバー
演出:オットー・シェンク
出演:フェリシティ・ロット、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、カート・モール、バーバラ・ボニー、ゴットフリートHornik、ヘインズ・ゼッドナイク

2020年11月21日(土曜日) 、午後7時
リヒャルト・シュトラウス
ARIADNE ON NAXOS (2017年11月29日公演)
オペラ一幕と前奏曲
指揮:ピーターシュナイダー
演出:スヴェンエリックベクトルフ
出演:リセデビッドセン、スティーブングールド、マーカスエイシュ、レイチェルフレンケル、エリンモーリー、ピーターマティッチ

2020年11月22日(日曜日)、午後7時
ジュゼッペ・ヴェルディ
ドン・カルロス (2020年10月4日公演)
5幕のグランドオペラ
指揮:Bertrand de Billy
演出:Peter Konwitschny
出演:MalinByström、Jonas Kaufmann、Eve-Maud Hubeaux、Igor Golovantenko、Michele Pertusi、Virginie Verrez

2020年11月23日(月曜日)、午後7時
Richard Strauss
ELEKTRA (9月11日からのパフォーマンス) 2020)
一幕での悲劇
指揮:フランツ・ウェルサー・メスト
演出:ハリー・クプファー
出演:リカルダ・メルベス、カミラ・ニルンド、ドリス・ソッフェル、デレク・ウェルトン、イェルク・シュナイダー

2020年11月24日(火曜日)、午後7時
ピオトル・チャイコフスキー
スワン レイク(2014年3月16日公演)
振り付け:ルドルフヌレジュー
音楽監督:アレクサンダーイングラム
出演:Olga Esina、Vladimir Shishov、Eno Peci

2020年11月25日水曜日午後7時
Richard Strauss/ Hugo von Hofmannsthal
影のない女(2019年6月10日発表)
指揮:クリスチャン・ティーレマン
演出:Vincent Huguet
出演:Camilla Nylund、Evelyn Herlitzius、Nina Stemme、Stephen Gould、Wolfgang Koch

2020年11月26日木曜日、午後7時
Richard Strauss / Hugo von Hofmannsthal
ARABELLA (2016年2月1日公演)
3つの音楽活動における叙情的なコメディ
指揮:Cornelius Meister

演出:Sven-Eric Bechtolf
出演:Anja Harteros、Tomasz Konieczny、Ileana Tonca、Herbert Lippert、Hila Fahima

2020年11月27日金曜日、午後7時
Wiener Staatsballett

Edvard Grieg
PEER GYNT (2018年12月4日公演)
ミュージカル監督:サイモン・ヒューエット
振り付け:エドワード・クラッグ
出演:Jakob Feyferlik、Alice Firenze、Eno Peci、ZsoltTörökなどとともに、

2020年11月28日土曜日午後7時
Giuseppe Verdi
DON CARLOS (2020年10月4日公演)
5幕のグランドオペラ
指揮:Bertrand de Billy
演出:Peter Konwitschny
出演:Mitマリン・バイストローム、ヨナス・カウフマン、イブ-MaudのHubeaux、イゴールGolovantenko、ミッチェル・パートゥシー、ヴィルジニーVerrez

2020年11月29日(日曜日) 
ジャコモ・プッチーニ
ラ・ボエーム (2018年11月29日のパフォーマンス)
指揮:スペランツァScappucci
演出:フランコ・ゼフィレッリ
出演:ベンジャミン・ベルンハイム、マリーナ・レベカ、サミュエル・ハッセルホーン、マリアム・バティステッリなど

2020年11月30日月曜日午後7時
WolfgangAmadeus Mozart
THE ABDUCTION FROM THE SERAIL(2020年10月12日公演)
ドイツのシンスピール 3幕
指揮:アントネッロ・マナコルダ
演出:ハンス・ノイエンフェルス
出演:リゼット・オロペサ、ダニエル・ベール、レギュラ・ミューレマン  Michael Laurenz、Goran Jurić

エクセルシオ京都定期と紅葉観光

11月13日クァルテット・エクセルシオの京都定期演奏会が京都府立府民ホール「アルティ」にて開催されたので行ってきました。

ハイドン/弦楽四重奏曲第33番ト短調作品20-3
ラヴェル/弦楽四重奏曲ヘ長調
     ~休憩~
ベートーヴェン/弦楽五重奏曲ハ長調作品29
 クァルテット・エクセルシオ
 ヴィオラ/柳瀬省太

演奏会が終わってからH夫妻と、仁和寺の紅葉ライトアップを見に行きました。
紅葉は真っ赤ではないんですが、斑の味のある紅葉といったところでしょうか。

夕食は、仁和寺門前の「佐近」という和食とフレンチのお店です。

 

「佐近」は、演奏会のあった京都御苑近くからバスで30分位かかりましたが、ライトアップした御室仁和寺は観光客が少なくて、ゆったりと4人で夕食を楽しむことができました。和食とフレンチの融合したお料理は和食だけだと何か物足りないこの頃の風潮でしょうか、満ち足りた夜を過ごしました。

ウィーン国立歌劇場「ホフマン物語」

11月2日から再開されたウィーン国立歌劇場のアーカイブ今日は、2019年9月15日公演のオッフェンバック「ホフマン物語」です。今回の特徴はステラ、オランピア、アントニア、ジュリエッタの4人のヒロインをソプラノのオルガ・ペレチャッコが一人で全てのヒロインを演じています。

ホフマン/ディミトリー・コルチャック Dmitry Korchak
ミューズ/ニクラウス/ガエレ・アルキス Gaelle Arquez
リンドルフ/コッペリウス/ミラクル博士/ダペルトゥット/ルカ・ピサローニ Luca Pisaroni
アンドレス/コシュニーユ/フランツ/ピティキナッチョ/ミヒャエル・ローレンツ Michael Laurenz
オランピア/アントニア/ジュリエッタ/ステッラ/オルガ・ペレチャッコ Olga Peretyatko
スパランツァーニ/イゴール・オニシュチェンコ Igor Onishchenko
クレスペル/ダン・パウル・ドゥミトゥレスク Dan Paul Dumitrescu
ペーター・シュレミール/クレメンス・ウンターライナー Clemens Unterreiner
ルーテル/アレクサンドル・モイシウク Alexandru Moisiuc
ナタナエル/ルカニョ・モルケ Lukhanyo Moyake
ヘルマン/サミュエル・ハッセルホーン Samuel Hasselhorn
アントニアの母の声/ゾルヤーナ・クシュプラー Zoryana Kushpler
エピローグに登場する3人の女性/オルガ・ペレチャッコ Olga Peretyatko, マルガリータ・グリツコヴァ Margarita Gritskova, ディアナ・ヌルムカメトヴァ Diana Nurmukhametova
指揮/フレデリック・シャスラン Frederic Chaslin
演出/アンドレイ・セルバン Andrei Serban
舞台装置/リチャード・ハドソン Richard Hudson
振付/ニキー・ウォルツ Niky Wolcz

 

詩人ホフマンが愛した女性3人による三つの幕にプロローグとエピローグがつくもの、3っつの幕はオランピア、アントニア、ジュリエッタの順です。3役をこなすペレチャッコは、プロローグとエピローグにもステッラとして登場します。
ホフマン役のコルチャックは、歌手としてだけでなく指揮者としても活躍して才能が溢れているようです。
ミューズとニクラウスの二役をこなすガエレ・アルキスも人気がありました。
イタリアのバリトン、ピサローニはホフマン物語の4人の悪役として出演し、魅力的な声と迫力はモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」にもぴったり。
エピローグの合唱3人の女性一人がペレチャッコ、あと二人はグリツコヴァとヌルムカメトヴァと豪華キャストでした。
兎にも角にも、この美しい「ホフマン物語」の音楽を楽しみましょう。

ウィーン国立歌劇場「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」を無料配信

ウィーン国立歌劇場は9月に再開しましたが、新型コロナウイルスが再拡大したため、11月3日から1ヶ月間オペラハウスやコンサートホールが再閉鎖されることになりました。
これによってウィーン国立歌劇場も11月2日の公演を最後に再び閉鎖されます。そしてまたアーカイブの配信が復活することになりました。今回の「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」は、指揮がマルコ・アルミリアート、演出はジャン=ピエール・ポネルと懐かしい組み合わせになっています。

 

2020年11月2日の公演
「カヴァレリア・ルスティカーナ」

マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
サントゥッツァ/エヴァ=マリア・ウェストブレック Eva-Maria Westbroek
トゥリッドゥ/ブライアン・ヤークテ Brian Jagde
アルフィオ/アンブロージオ・マエストリ Ambrosio Maestri
ルチア/ゾルヤーナ・クシュプラー Zoryana Kushpler
ローラ/イザベル・シニョレット Isabel Signoret

指揮/マルコ・アルミリアート Marco Armiliato
演出・舞台・衣装/ジャン=ピエール・ポネル Jean-Pierre Ponnelle

「道化師」

レオンカヴァルロ/歌劇「道化師」
カニオ/ロベルト・アラーニャ Roberto Alagna
ネッダ/アレクサンドラ・クルザック Aleksandra Kurzak
トニオ/アンブロージオ・マエストリ Ambrosio Maestri
ベッポ/アンドレア・ジョヴァンニー二 Andrea Giovannini
シルヴィオ/セルゲイ・カイダロフ Sergey Kaydalov

指揮/マルコ・アルミリアート Marco Armiliato
演出・舞台・衣装/ジャン=ピエール・ポネル Jean-Pierre Ponnelle


前半のマスカーニ上演中にウィーンではISによるテロが起こったようで、慎重に行動しながらも最後まで公演を続けたという曰く付きの演奏会でした。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」は「間奏曲」で有名になっていますね。内容は皆様がよく知っての通りです。
「道化師」アラーニャのカニオは、迫真の演技と歌で魅了しました、現在の奥様であるクルザックのネッダも自由奔放でめちゃくちゃ可愛かった。こんな楽しいウィーン国立歌劇場の公演がこの1ヶ月も無料で見られますよ!


以下のプログラム(2020年11月3日から30日まで)を、無料で配信します。1日だけの無料配信なので気をつけて!

Heute, Freitag, 6. November 2020, 19.00 Uhr 
Piotr I. Tschaikowski 
EUGEN ONEGIN (Vorstellung vom 31. Oktober 2020)
Musikalische Leitung: Tomáš Hanus
Inszenierung und Bühne: Dmitri Tcherniakov
Mit u.a.: Nicole Car, Andrè Schuen, Anna Goryachova, Bogdan Volkov und Dimitry Ivashchenko

Samstag, 7. November 2020, 19.00 Uhr
Olga Neuwirth
ORLANDO (Vorstellung vom 18. Dezember 2019)
Musikalische Leitung: Matthias Pintscher
Inszenierung: Polly Graham
Mit u.a.: Kate Lindsey, Anna Clementi, Eric Jurenas, Constance Hauman, Agneta Eichenholz, Leigh Melrose, Justian Vivian Bond

Sonntag, 8. November 2020, 19.00 Uhr
Charles Gounod
ROMÉO ET JULIETTE (Vorstellung vom 1. Februar 2017)
Musikalische Leitung: Plácido Domingo
Inszenierung: Jürgen Flimm
Lichtarchitektur: Patrick Woodroffe
Mit u.a.: Juan Diego Flórez, Aida Garifullina, Rachel Frenkel, Carlos Osuna, Gabriel Bermúdez, Dan Paul Dumitrescu

Montag, 9. November 2020, 19.00 Uhr 
Giacomo Puccini
TOSCA (Vorstellung vom 17. Februar 2019)
Musikalische Leitung: Marco Armiliato
Inszenierung: Margarethe Wallmann
Mit u.a.:  Sondra Radvanovsky, Piotr Beczała, Thomas Hampson, Ryan Speedo Green, Alexandru Moisiuc

Dienstag, 10. November 2020, 19.00 Uhr 
Péter Eötvös
TRI SESTRI (Vorstellung vom 18. März 2016)
Musikalische Leitung: Péter Eötvös / Jonathan Stockhammer
Inszenierung: Yuval Sharon
Mit u.a.: Aida Garifullina, Margarita Gritskova, Ilseyar Khayrullova, Eric Jurenas, Boaz Daniel, Clemens Unterreiner

Mittwoch, 11. November 2020, 19.00 Uhr
Jacques Offenbach
LES CONTES D’HOFFMANN (Vorstellung vom 15. September 2019)
Musikalische Leitung: Frédéric Chaslin
Inszenierung: Andrei Serban
Mit u.a.: Olga Peretyatko, Gaëlle Arquez, Dmitry Korchak, Luca Pisaroni, Michael Laurenz

Donnerstag, 12. November 2020, 19.00 Uhr
Pietro Mascagni, Ruggero Leoncavallo
CAVALLERIA RUSTICANA / PAGLIACCI (Vorstellung vom 2. November 2020)
Musikalische Leitung: Marco Armiliato
Inszenierung, Bühne & Kostüme: Jean-Pierre Ponnelle
Mit u.a.: Eva-Maria Westbroek, Brian Jagde, Ambrogio Maestri, Zoryana Kushpler, Isabel Signoret
Roberto Alagna, Aleksandra Kurzak, Ambrogio Maestri, Andrea Giovannini, Sergey Kaydalov

Freitag, 13. November 2020, 19.00 Uhr
Thomas Adès
THE TEMPEST (Vorstellung vom 24. Juni 2015)
Musikalische Leitung: Thomas Adès
Inszenierung: Robert Lepage
Mit u.a.: Adrian Eröd, Audrey Luna, Thomas Ebenstein, Stephanie Houtzeel

Samstag, 14. November 2020, 19.00 Uhr
Jules Massenet
MANON (Vorstellung vom 09. Juni 2019)
Musikalische Leitung: Frédéric Chaslin
Inszenierung: Andrei Serban
Mit u.a.: Nino Machaidze, Juan Diego Flórez, Dan Paul Dumitrescu, Adrian Eröd

Sonntag, 15. November 2020, 19.00 Uhr
Richard Strauss
ARIADNE AUF NAXOS (Vorstellung vom 23. Oktober 2014)
Musikalische Leitung: Christian Thielemann
Inszenierung: Sven-Eric Bechtolf
Mit u.a.: Soile Isokoski, Johan Botha, Peter Matić, Jochen Schmeckenbecher, Sophie Koch,, Daniela Fally
 
Montag, 16. November 2020, 19.00 Uhr
Gaetano Donizetti
ANNA BOLENA (Vorstellung vom 2. April 2011)
Musikalische Leitung: Evelino Pidò
Inszenierung: Eric Génovèse
Mit u.a.: Anna Netrebko, Elīna Garanča, Ildebrando D’Arcangelo, Francesco Meli, Elisabeth Kulman

 

ウィーン国立歌劇場「後宮からの逃走」無料配信

新型コロナウィルスから立ち直ったウィーン国立歌劇場は、OTTAVA 配信は当面お休みですが、ウィーンのホームページにゆくと「ドン・カルロス」の次はモーツァルトの「後宮からの逃走」を無料配信しています。(10月12日〜10月15日まで無料配信)
今回のハンス・ノイエンフェルスの演出は変わったもので、台詞だけの役のセリムを除いては歌手と俳優が二人で出てきます。もともと登場人物たちが少ないオペラなので結構華やかになりましたが、ブーイングも多かったみたいです。

太守セリム/クリスティアン・ニッケル Christian Nickel
コンスタンツェ/リゼット・オロペーサ Lisette Oropesa
コンスタンツェ(俳優)/エマヌエラ・フォン・フランケンベルグ Emenuela von Frankenberg
ブロンデ/レグラ・ミューレマン Regula Muhlemann
ブロンデ(俳優)/ステラ・ロバーツ Stella Roberts
オスミン/ゴラン・ジュリッチ Goran Juric
オスミン(俳優)/アンドレアス・グレッツィンガー Andreas Grotzinger
ベルモンテ/ダニエル・べーレ Daniel Behle
ベルモンテ(俳優)/クリスティアン・ナッテル Christian Natter
ペドリッロ/ミヒャエル・ローレンツ Michael Laurenz
ペドリッロ(俳優)/ルードヴィッヒ・ブロッホベルガー Ludwig Blochberger
指揮/アントネッロ・マナコルダ Antonello Manacorda
演出/ハンス・ノイエンフェルス Hans Neuenfels
舞台/クリスティアン・シュミット Christian Schmidt
衣装/ベッティーナ・メルツ Bettina Merz
照明/ステファン・ボリガー Stefan Bolliger

17世紀のトルコ、コンスタンツェ、ペドリッロ、ブロンテは海賊に囚われ、太守セリムの宮殿に奴隷として売られそこで生活をしている。ベルモンテはコンスタンツェたちを救い出すため、宮殿にやってきて救出しようとしますが失敗し危ういところを太守セリムの寛大さによってめでたしめでたしとなります。
このオペラ、いつも思うんですがこのセリムは本当に紳士なんですね! 愛がなければ恋は存在しないと思っているし、その昔ベルモンテの父が原因で祖国を捨てなければならなかったり、愛する人も奪われているにもかかわらずすべてを許してしまう。
コンスタンツェ役のリゼット・オロペーサは1983年アメリカルイジアナ州ニューオーリンズで生まれ、バトンルージュで育ったソプラノで、美人オペラ歌手ランキングの3位に輝いています。オペローザの歌うTraurigkeit ward mir zum Lose(喜びは失われ、悲しみが私の運命となってしまった)など、30代の美しいソプラノに注目です。

ウィーン国立歌劇場「ドン・カルロス」

世界中のオペラ劇場が新型コロナウイルスで閉鎖されて数カ月経ちましたが、やっとウィーンが動き始めました。9月7日には「蝶々夫人」を公演しましたが、OTTAVAテレビは当分の間、配信を見送ることになったようです。それでもウィーンのホームページにゆくと一部無料で配信をしてくれるようで、10月6日にヴェルディ「ドン・カルロス」が配信されました。
最近見たイタリア語の「ドン・カルロ」ではなく、フランス語の初演5幕版の「ドン・カルロス」で、第一幕にはフォンテンブローの森で、カルロスとエリザベートが出会って、婚約した経緯があってわかりやすい。その後エリザベートはカルロスの父親のフィリップ2世と結婚することになるためこの悲劇が生じるのですが、あと4幕2場ロドリーゴの死後フィリップ2世がヴェルディの「レクイエム」の中の「ラクリモーサ(涙ながらの日)」を歌うところは、先日ミラノ大聖堂で聴いたたばかりのヴェルディ「レクイエム」を思い出します。演出は今話題のペーター・コンヴィチュニー。 とんでもなく面白い! 5時間近くがあっという間に過ぎます。

フィリップⅡ世/ミケーレ・ペルトゥージ Michele Pertusi
ドン・カルロス/ヨーナス・カウフマン Jonas Kaufmann
ロドリーグ/イゴール・ゴロヴァテンコ Igor Golovatenko
大審問官/ロベルト・スカンディウィッチ Roberto Scandiuzzi
エリザベート/マリン・ビストロム Marlin Bystrom
エボリ公女/イヴ=モー・ユボー Eve-Maud Hubeaux
修道士・カルロ5世/ダン・パウル・ドゥミトレスク Dan Paul Dumitrescu
ティボー/ヴィルジニー・ヴェレツ Virginie Verrez
レルマ伯爵/ロバート・バートネック Robert Bartneck
天からの声/ヨハンナ・ウォルロース Johanna Wallroth
指揮/ベルトラン・ド・ビリー Bertrand de Billy
演出/ペーター・コンヴィチュニー Peter Konwitschny
舞台稽古/アレクサンダー・エドバウアー Alexander Edtbauer
舞台及び衣装/ヨハンネス・レイアッカー Johannes Leiacker
照明/ハンス・テルシュテーデ Hans Toelstede舞台に降りてきて歌う
映像原案/ヴェラ・ネミロヴァ Vera Nemirova
ドラマトゥルグ/ウェルナー・ヒンツェ Werner Hintze

シラーの戯曲によるヴェルディ「ドン・カルロス」フランス語5幕版はグランドオペラ用に作られており、イタリア語4幕版より長く、初めのフォンテンブローの森の場面と第3幕にバレエ音楽がはいる。
ペーター・コンヴィチュニーの演出は、全体に重苦しくなく、軽いタッチで進められ、3幕のバレエ音楽に合わせて「エボリの夢」と題して、現代版コメディ(もしエボリとカルロスが結婚したとすれば、フィリップⅡ世とエリザベートと家族4人で食事をし、ワインを飲んで、生まれてくる孫を祝う)劇中劇が繰り広げられます これならば悲劇は生まれないわけですが。
あと、フィリップ2世戴冠式では、映像と舞台が組み合されて不思議な空間が演出されます。
カウフマンのカルロス、スエーデンのソプラノ、マリン・ビストロムのエリザベート、ミケーレ・ペルトゥージのフィリップ2世、
そしてヴェールの歌を歌ったエボリ公女役のスイスのイヴ=モー・ユボー は、4幕では常にフィリップ2世のそばにいて自分の美貌を呪いその美しい顔に傷をつける重要な役を演じています。そしてなんと天からの声は、スウェーデンのソプラノ ヨハンナ・ウォロスが舞台にに降りてきて歌ってしまいます。
5時間がアッという間に過ぎてしまったコンヴィチュニーの奇想天外な演出は、成功したのかも!

 

成田山新勝寺でコロナ疫病退治

成田で、お彼岸のお墓参りと成田山新勝寺で新型コロナウィルスの疫病退散の御護摩祈祷に参加してきました。
ちょうど新勝寺の大本堂に入った時間から御祈祷が始まったので、疲れていたこともあり、皆さんと広い畳敷の大本堂で御祈祷に参加しました。
15人ほどの僧侶が揃って御祈祷をする様子は荘厳なもので、御摩木が炎となって焚き上げられてクライマックスを迎えます。

成田メモリアルパークにあるお墓にお彼岸のお墓参りをして、成田山新勝寺隣りの「駿河屋」で、鰻重を食べるのが慣しになっているんですが、今回はまた新しい発見があったというわけです。新勝寺は真言宗のお寺で、弘法大師空海が作った不動明王を祀ってあります。それから成田屋の屋号を持つ市川團十郎が成田不動明王に深く帰依して、伝統芸術の歌舞伎の技を守り続けているとも。