奥多摩湖

長い間、湖の水位低下により通行止めとなっていた奥多摩湖の麦山浮橋(むぎやまのうきはし)が、ドライブに行った6月5日より通行できることになり、ドラム缶の浮き橋を渡ってきました。
そして、奥多摩湖の周りを2時間弱トレッキングしたのですが、人が少なくて気持ちの良い奥多摩湖でした。

河口湖・奥多摩にドライブ

6月5日〜6日 奥多摩〜河口湖へドライブをしました。
貸別荘に1泊して朝早く河口湖ほとりの大石公園を散歩しましたが、
大石公園の花街道にはたくさんの花々が咲いていて今真っ盛りというところでしょうか。

 

河口湖での夕食はインド料理の「ガンジス川」特大サイズの《ナン》が美味しい。
ラッシーというヨーグルト飲料も飲んでみました。

貸別荘は、とっても静かな田園風景の中にあって、
富士山を一望できる《ウルルン河口湖》です。

そして息子のお気に入りの山中湖「ハンモックカフェ」にも行ってみました。

グラインドボーン「ルサルカ」

グラインドボーンは、グラインドボーン フェスティバル 2023の開幕を記念して、ドヴォルザークの「ルサルカ」を無料ストリーミングしています(5月21日〜6月5日まで)。ウィーンでも演ったばかりの「カルメル修道女の対話」をこの夏サリー・マシューズ主演で演るためなんですが、まずはサリー・マシューズの水の精「ルサルカ」を観てみましょう。そしてグラインドボーンの「カルメル修道女の対話」は、奇才のバリー・コスキーが演出をするそうです、楽しみです。

キャスト
サリー・マシューズ Sally Matthews (ルサルカ)
エヴァン・リロイ・ジョンソンEvan LeRoy Johnson (王子)
パトリシア・バードンPatricia Bardon (ジェジバ)
指揮者:ロビン・ティチアーティ Robin Ticciati 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団  London Philharmonic Orchestra
2019年公演
2022年5月の月間最優秀オペラに選ばれました。

ヨシポヴィッチ「レノン」

元クロアチア大統領であった、イヴォ・ヨシポヴィッチ(1957年8月28日生)が作曲した「レノン」が、クロアチア国立劇場で2023年5月26日に公演されストリーミング放映されました。
「レノン」は、英国で最も有名なビートルズのメンバーのジョン・レノンのことで、1980年12年8日ニュー・ヨークの自宅の入り口で銃撃された。ジョン・レノンの運命に興味をそそられた元大統領で、同時に作曲家としてもキャリアを積んできたヨシポヴィッチは台本作家マリーナ・ビティと共に、ビートルズの最後の日々を中心にオペラを作り上げた。

ウィーン国立歌劇場「カルメル修道女の対話」

ウィーン国立歌劇場は、プーランクの「カルメル修道女の対話」を、ライブストリーミングしています。
5月25日から3日間ですので、皆様もサインインしてご覧ください。
フランス革命末期の暴力の嵐に巻き込まれた修道女たちの実話です。ド・ラ・フォス侯爵家の娘ブランシュ役にニコール・カーが神経質なため俗世間では生きてゆけない修道女を演じます。

ウィーン国立歌劇場公演「カルメル修道女の対話」
 
プーランク/歌劇「カルメル修道女の対話」(2023年5月24日公演)
ブランシュ・ド・ラ・フォルス/ニコール・カー Nicole Car
騎士フォルス/ベルナルド・リヒター Bernard Richter
クロワシ―夫人/ミカエラ・シュースター Michaela Schuster
リドワーヌ夫人/マリア・モトリジーナ Maria Motolygina
マザー・マリー/イヴ=モー・ユボー Eve-Maud Hubeaux
ド・ラ・フォルス侯爵/ミカエル・クラウス Michael Kraus
コンスタンス/マリア・ナザロヴァ Maria Nazarova
マザー・ジャンヌ/モニカ・ボヒネック Minika Bohinec
シスター・マチルド/ダリア・スーシュコヴァ Daria Sushkova
礼拝堂神父/トーマス・エベンシュタイン Thomas Ebenstein
第1の委員/アンドレア・ジョヴァンニ―二 Andrea Giobannini
第2の委員/ユスン・ガブリエル・パク Jusung Gabriel Park
将校/ジャック・リー Jack Lee
看守/クレメンス・ウンターライナー Clemens Unterreiner
指揮/ベルトラン・ド・ビリー Bertrand de Billy
演出/マグダレーナ・フックスベルガー Magdalena Fuchsberger
舞台装置/モニカ・ビーグラー Monika Biegler
衣裳/ヴァレンティン・ケーラー Valentin Kohler
ビデオ/エーロン・キッツィック Aron Kitzig
照明/ルドルフ・フィッシャー Rudolf Fischer、ロベルト・アイゼンシュタイン Robert Eisenstein
 
第2幕第2場と第3場の間に休憩が入る二部構成。

18世紀のフランス革命時、革命派によって特権階級だった、キリスト教聖職者が弾圧されされた際、革命派に従わず信仰を貫いたため、ギロチンに処せられた16人の修道女の史実に基づいています。
ラストのシーンで、修道女たちが聖歌を歌いながら一人づつ断頭台の階段を登ってゆき、美しい聖歌と共に“ザクッ”というギロチンで首を落とされる音が16回聞こえるのは、ゾッとしますね。最後はブランシュが聖歌を引き継ぎながら途絶える。
劇中で用いられる聖歌


ブリテン「ねじの回転」

ヘンリー・ジェイムスの「The Turn of the Screw ねじの回転」をベンジャミン・ブリテンがオペラにしました。
人里離れた田舎のお屋敷に、孤児のフローラとマイルズのために新しく家庭教師がやって来るが、家庭教師はその家に住む奇妙で恐ろしい霊から子供達を守るために戦わなければならない。目に見えないものと戦う心理戦のようなもの、さあどうなりますでしょうか。
イタリアのテアトロ・レッジョ・エミリアにて2023年5月21日にライブ・ストリーミングされました。

ブリテン/歌劇「ねじの回転」(イタリア、テアトロ・レッジョ・エミリア 2023年5月21日公演)
プロローグのコメンテイター、元使用人ペーター・クイント/フローリアン・パンツィエリ Florian Panzieri
少年マイルズ/ベン・フレッチャー Ben Fletcher
少女フローラ/マイア・グリーヴズ Maia Greaves
女家庭教師/ローラ・ゼッキーニ Laura Zecchini
家政婦グロース夫人/キアラ・トラパーニ Chiara Trepani
元女家庭教師ミス・ジェッセル/リガ・リーズカルニーナ Liga Liedskalnina
管弦楽/イカルス・・アンサンブル/Icarus Ensemble
指揮/フランチェスコ・ボッサリア Francesco Bossaglia
演出/ファビオ・コンデミ Fabio Condemi
舞台装置/ファビオ・チェルジッチ Fabio Cherstich
衣裳/ジャンルカ・スビッカ Gianluca Sbicca
照明/オスカー・フローシオ Oscar Frosio

ある屋敷に宿泊した人々が、百物語のように一人ずつ怪談を語る。題名の「ねじの回転」はその中の「一ひねり利かせた話が聞きたい」という台詞からとられている。「幽霊話に子どもが登場することで話のねじにひとひねり加える効果があるというなら、子どもが二人になれば?」「二ひねりになるじゃないか!」
というところから「ねじの回転」という題ができたらしいのですが、当時の文学の「意識の流れ」的なものから、
今度は、ブリテンがオペラとして取り上げてから、もう一ひねりも二ひねりもしたものになっている。ブリテンは同性愛者なのは有名で、初演のクイント役はテノールのピーター・ピアーズというブリテンのお相手ですよね。
すると謎は解けてゆくような気がします、最近で言われているLGBTとか小児性愛とか。

このオペラは、全2幕、各8場の間に短い間奏曲が15あり、The JourneyがテーマでThe Welcome 、The Letter、The Tower、The Window、The Lesson、The Lake、At Night、Colloquy and Soliloquy、The Bells、Miss Jessel、The Bedroom、Quint、The Piano、Flora、Milesと変奏((回転)しながら進む。

インキネン最後の演奏会

日本フィルは、ピエタリ・インキネンの首席指揮者として最後の演奏会を5月21日日曜日の午後サントリーホールで行いました。
シベリウスの「タピオラ」とベートーヴェンの「第九」が演奏され、
その後近くのANAインターコンチネンタルホテル東京でお別れパーティが開かれました。
残念ながら最後になってしまったインキネンとの演奏会ですが、演奏スタッフと共にインキネンは会場の隅々まで回って写真を取り合うなど和やかな雰囲気の中で2時間ほどのパーティーを終えました。

オッフェンバック「ホフマン物語」

メトロポリタン歌劇場のオッフェンバック「ホフマン物語」2015年の公演です。設定の字幕をを英語にするか自動翻訳で日本語にするかしてご覧ください。ウィーンの「ホフマン物語ローヤル・オペラハウスの「ホフマン物語」

第一幕

第二幕

第三幕

ヴィットリオ・グリゴーロ(ホフマン)
ケイト・リンゼイ(ミューズ/ニクラウス)、
トーマス・ハンプソン(リンドルフ/コッペリウス/ドクター・ミラクル/ダペルトゥット)
エリン・モーリー(オリンピア)
ヒブラ・ゲルズマヴァ(アントニア/ステラ)
クリスティーン・ライス(ジュリエッタ)、トニースティーヴンソン (アンドレス / コシュニール / フランツ / ピティナッチョ)
デヴィッド ピットジンガー (ルーサー / クレスペル)
デヴィッド クロフォード (ヘルマン / シュレミル)
デニス ピーターセン (ナタナエル / スパランツァーニ)
オレシャ ペトロヴァ (アントニアの母親の霊)
メトロポリタン・オペラ
指揮者 – イヴ・アベル 
演出 – バートレット・シャー