2月7日(水)
サルビアホール 第91回クァルテットシリーズは、カルテット・アマービレです。
篠原悠那、北田千尋(ヴァイオリン) キリル・ズロトニコフ(チェロ)
中恵菜(ヴィオラ) 磯村和英(ヴィオラ)
笹沼樹(チェロ)
2015年 桐朋大学在学中にメンバーが結成され、2016年9月難関で知られるミュンヘン国際音楽コンクールで3位に入賞、合わせて特別賞(コンクール委嘱作品の最優秀解釈賞)も受賞した期待の新人です。
シューベルト/弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
シューベルト/弦楽五重奏曲ハ長調D.956
~休憩~
ブラームス/弦楽六重奏曲第1番変ロ長調作品18
カルテット・アマービレ
ヴィオラ/磯村和英
チェロ/キリル・ズロトニコフ Kyril Zlotnikov
シューベルト(1797-1828)の「四重奏断章」の次は、
ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門の審査員であるキリル・ズロトニコフのチェロを加えて、シューベルトの弦楽五重奏曲、3楽章でズロトニコフの弦が切れてしまい中断することになりましたが難無く引き次ぐことが出来ました。シューベルトは15曲の四重奏曲の後、死の年1828年にチェロを1本加えてさらに長大化した傑作を書いたのがこの曲で、8~9月に作曲し、11月には亡くなっている。
さらにブラームスの弦楽六重奏曲第1番では、現在は桐朋大学の特任教授で東京クァルテットのビオラを弾いていた磯村和英氏も加わりヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ2で堂々の六重奏です。磯村、ズロトニコフははそれぞれ第1ヴィオラ、第1チェロを弾き全体をリードする形となり、圧巻の六重奏でした。
アンコールは、ブラームスのスケルツオを再演です。
サルビアホール カルテット・アマービレ