ウィーン国立歌劇場のリヒャルト・ワーグナーの最後のオペラ「ローエングリン」が、OTTAVA TVのライブストリーミングで、20日から23日まで放映されました。結婚行進曲で有名なオペラですね!ノイシュヴァンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世は、ワーグナーのパトロンでこの作品をとても愛していたと言います。

ドイツ国王ハインリッヒ/アイン・アンガー Ain Anger
ローエングリン/ピョートル・ベチャラ Piotr Beczala
エルザ/コーネリア・べスコウ Cornelia Beskow
テルラムント/エギルス・シリンス Egils Silins
オルトルート/リンダ・ワトソン Linda Watson
王の伝令/ボアツ・ダニエル Boaz Daniel
4人のブラバント貴族/ヴォルフラム・イゴール・デルントル Wolfram Igor Derntl 、マーティン・ミュラー Martin Muller、ヨハンネス・ギッセル Johannes Gisser 、ドミニク・リーガー Dominik Rieger
4人の小姓/貫見恭子 Kyoko Nukumi 、カヤ・マリア・ラスト Taya Maria Last、バーバラ・ライター Barbara Reiter 、ディムフナ・メイツ Dymfna Meijts
指揮/ミヒャエル・ギュトラー Michael Guttler
演出/アンドレアス・ホモキ Andreas Homoki
舞台及び衣装デザイン/ヴォルフガング・グスマン Wolfgang Gussmann
照明/フランク・エヴィン Franck Evin
ドラマトゥルグ/ウェルナー・ヒンツェ Werner Hintze

舞台はブラバンド公国、先代の王の子供で姉のエルザ(Cornelia Beskow)と弟のゴッドフリートがいました。エルザに結婚を拒否されたフリードリヒは魔法使いオルトルートを使い(弟のゴッドフリートを白鳥に変え,エルザが弟を殺したと嘘を言う)でブラバンド公国の実権を握ることになったのですが、この時エルザの危機を救ったのが、白鳥に曳かれた小舟に乗った騎士ローエングリン(Piotr Beczala)です。
騎士とフリードリヒが闘いローエングリンが勝って有名な結婚行進曲のシーンとなります。騎士の素性をどうしても聴きたいエルザですが,フリードリヒに襲われて殺してしまったローエングリンは、国王の前で,〝私は聖杯の王パルジファルの息子ローエングリン〟と自らの素性を明かす。素性を明かしたからにはこの地にいられないと去ってゆき、白鳥に変えられた弟のゴッドフリートが現れます。そして〝ご覧ください、これこそが、君主としてあなた方を率いることとなるブラバンド公です〟と舞台裏から声が聞こえます。

で,今回のホモキの演出は結構オーソドックスな演出ですが、エルザもオルトルートも死ぬことはなく幕切れまでゴッドフリートは横たわったままです。
ローエングリン役のピョートル・ベチャラは、トスカ公演の終わりに宮廷歌手の称号をもらった歌手で、エルザ役のコーネリア・べスコウはストックホルム生まれの美人で若きソプラノです。
公演最後に魔女役のリンダ・ワトソンに宮廷歌手の称号を授与するセレモニーもありました。
ウィーン国立歌劇場ってすごいですね!
OTTVA TVで日本に配信しているオペラだけではなくて毎日のようにオペラやバレーを公演しているんですね!
次はリヒャルト・シュトラウス「サロメ」です。

 

ウィーン国立歌劇場「ローエングリン」
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