3月7日(土)

ウィーン国立歌劇場「トゥーランドット」のOTTAVA TVライブストリーミングが3月6日〜8日まで放映されました。新型コロナウイルスの影響でミラノ・スカラ座が休演、国内の演奏会もほとんど休演や延期を余儀なくされていますが、ウィーン国立歌劇場はちゃんとやってくれています。こういう時こそライブストリーミングですね!

トゥーランドット/エレーナ・パンクラトーヴァ Elena Pankratova
カラフ/ロベルト・アラーニャ Roberto Alagna
リュー/ゴルダ・シュルツ Golda Schultz
皇帝アルトゥーム/ベネディクト・コーベル Benedikt Kobel
ティムール/ライアン・スピード・グリーン Ryan Speedo Green
役人/パオロ・ルメッツ Paolo Rumetz
ピン/ボアズ・ダニエル Boaz Daniel
パン/カルロス・オスナ Carlos Osuna
ポン/レオナルド・ナヴァロ Leonardo Navarro
指揮/ラモン・テバール Ramon Tebar
演出、舞台装置及び照明/マルコ・アルトゥーロ・マレッリ Arturo Marco Marelli
衣装/ダグマール・ニーフィンド Dagmar Niefind
映像/アーロン・キッチヒ Aron Kitzig

プッチーニの「トゥーランドット」と言えば有名で知らない人はないくらい。今回の演出はスイス生まれの70歳マルコ・アルトゥーロ・マレッリで、舞台は北京ですが現代に置き換えてあります。カラフ役のロベルト・アラーニャが、作曲者プッチーニとして出演しオルゴールから流れる中国の民謡を聴き、何か閃いたという設定からジャジャジャーンと始まります。3幕の「誰も寝てはならない」のアリアもこの部屋から、出来上がった楽譜を持ちながら歌い、拍手が湧きます。合唱団が観客という劇中劇の形で進んで行くのも今回の特徴です。
トゥーランドット姫役のエレーナ・パンクラトーヴァは、ロシアのソプラノで音楽的な感性と最高のテクニック、ステージの存在感が揃った歌手で現在大活躍中。それからリュウ役のゴルダ・シュルツは南アフリカ出身のソプラノですが、ソフトな声は涙を誘い、最後のカーテンコールでも拍手が鳴り止みませんでした。でもなんと言っても出ずっぱりの今回のアラーニャ様の活躍ぶりは素晴らしい!
プーティンパオ!月が昇るの合唱から児童合唱がこのオペラ全体に流れる中国民謡「茉莉花」(Jasmine Flower)の曲に合わせてゆったり歌うのも素敵ですね!
ピン・ポン・パンが〝さらば愛、さらば尊い民、あの中国はもはや存在しない〟としみじみ歌うのも何か今につながっている様な感じ。
圧倒的な歌唱力のトゥーランドット姫と強い愛のカラフ、それに涙を誘うリュウの3拍子が揃った素晴らしいオペラでカーテンコールが何度も繰り返されました。

ウィーン国立歌劇場「トゥーランドット」
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