ウィーン国立歌劇場のOTTAVA TVライブストリーミングは、新型コロナウイルスの影響で公演を休止していますが、昨日もお伝えした通り、過去のアーカイブから予定通り同じ演目を放映してくれることになりました。
なので今日は「ラインの黄金」です。
今回は2016年1月10日の収録の公演を2020年3月16日〜18日まで視聴できます。
OTTAVA TV でメールアドレスと自分で設定したパスワードを登録すると誰でもオペラを見ることができますので皆さま試してみてください。
ワグナーの「ラインの黄金」は、「ニーベルングの指輪」シリーズ4部のうちの序夜で、
・序夜 『ラインの黄金』(Das Rheingold)
・第1日 『ワルキューレ』(Die Walküre)
・第2日 『ジークフリート』(Siegfried)
・第3日 『神々の黄昏』(Götterdämmerung)
と続きます。ウィーン国立歌劇場では「ラインの黄金」から3月29日の「神々の黄昏」まで一挙に放映してくれますので、自粛ムードの中、演奏会とか行楽に行けない皆様にグッドチャンスが訪れていますよ。

ヴォータン/トマーシュ・コニエチュニー Tomasz Konieczny
ローゲ/ノルベルト・エルンスト Norbert Ernst
フリッカ/ミカエラ・シュースター Michaela Schuster
エルダ/アンナ・ラーション Anna Larsson
アルベリッヒ/ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー Jochen Schmeckenbecher
ドンナー/ボアズ・ダニエル Boaz Daniel
フロー/ジェイソン・ブリッジス Jason Bridges
フライア/キャロライン・ウェンボーン Caroline Wenborne
ミーメ/ヘルヴィッヒ・ペコラーロ Herwig Pecoraro
ファゾルト/アイン・アンガー Ain Anger
ファフナー/ソリン・コリバン Sorin Coliban
ヴォークリンデ/アンドレア・キャロル Andrea Carroll
ウェルグンデ/レーチェル・フレンケル Rachel Frenkel
フロースヒルデ/ゾルヤーナ・クシュプラー Zoryana Kushpler
指揮/アダム・フィッシャー Adam Fischer
演出/スヴェン=エリック・べヒトルフ Sven-Eric Bechtolf
舞台/ロルフ・グリッテンベルク Rolf Glittenberg
衣装/マリアンヌ・グリッテンベルク Marianne Glittenberg
ビデオ/フリードリッヒ・ツォルン Friedrich Zor

3人の娘たちがラインの河底で遊んでいると,ニーベルング族のアルベリヒがやってきて,娘たちに言いよるがアルベリヒは相手にされない、そんな時アルブレヒは偶然黄金を発見する。
一方ライン河畔の山上ではでは神々の長であるヴォータンが巨人族の兄弟に作らせたヴァルハラ城の完成を喜んでいる。
ラインの黄金を巡って火の神ローゲとヴォータンは、アルブレヒの弟ミーメから隠れ頭巾と指輪を奪うが、巨人兄弟は青春の女神フライヤの身代金としてフライヤの背丈分の財宝と隠れ頭巾、指輪まで奪い取る。拒んでいたヴォータンだったが、智の女神エルダが神々の黄昏が近いことを伝え、指輪を手放すよう警告する。これが「ニーベルングの指輪」シリーズの始まり。
スヴェン=エリック・ベクトルフの演出によってスッキリした舞台と照明、衣装もジョーゼットやシルクを使った上品で近代的な舞台となっている。
録音も素晴らしくウィーン国立歌劇場に行った気分になります。
OTTABA TV ライブストリーミングに加えて、ウィーン国立歌劇場での貴重なアーカイブから公演を連日、全て無料で観ることができます。

ウィーン国立歌劇場「ラインの黄金」
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