今日はちょっと面白いオペラのご案内です。
イタリア、ミラノに近いベルガモのドニゼッティ・フェスティヴァル(2021年11月21日収録)「連隊の娘」のライブストリーミングです。
キューバの映画監督ルイス・エルネスト・ドーニャスが演出を手掛けており、キューバ国立歌劇場共同制作により、舞台を現代のキューバとアメリカに置き換えて、カラフルな装置と衣装で華やかに演出します。
ミケーレ・スポッティの指揮の下、キューバの打楽器コンガが鳴り響きます。マリー役のサラ・ブランチはよく響く声で高音域を歌い上げ、トニオ役のジョン・オズボーンはハイCを何度も聞かせます。シュルピス役のパオロ・ボルドーニャも引き締めています。そして実母役のアドリアーナ・ビニャーニ・レスカの意外な取り合わせも面白い。(2022年5月13日〜2022年8月13日)
マリー:サラ・ブランチ(ソプラノ)
トニオ:ジョン・オズボーン(テノール)
ベルケンフィールド侯爵夫人:アドリアーナ・ビニャーニ・レスカ(メゾ・ソプラノ)
シュルピス:パオロ・ボルドーニャ(バス)
クラーケントルプ公爵夫人:クリスティーナ・ブガッティ(台詞)
オルタンシウス:ハリス・アンドリアノス(バリトン)
伍長:アドルフォ・コッラード(バス)
農夫:アンドレア・チヴェッタ(テノール)、他
スカラ座アカデミア合唱団(合唱指揮:サルヴォ・ズグロ)
エルネスト・ロペス・マトゥレル(打楽器)
ドニゼッティ歌劇場管弦楽団
ミケーレ・スポッティ(指揮)
演出:ルイス・エルネスト・ドーニャス
舞台美術:アンジェロ・サーラ
衣装:マイケル・マルティネス
照明:フィアメッタ・バルディッセッリ
振付:ラウラ・ドミンゴ
脚本:ステファノ・シモーネ・ピントル
ドニゼッティ歌劇場財団/キューバ国立歌劇場による共同新制作