オランダ国立オペラハウスは、ウェーバーの「魔弾の射手」を、2022年6月22日〜2022年10月25日までライブストリーミングします。オーケストラは言わずと知れたロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ。
指揮はパトリック・ハーンでグラーツ生まれの27歳、演出は映画監督でもあり、話題になっているキリル・セレブレニコフ氏で今ロシアで最も才能のある映画監督で演出家と言われている。
キャスト
マックス :ベンジャミン・ブランズ Benjamin Bruns
カスパール&隠者:ギュンター・グロイスベックGünther Groissböck
アガーテ:ヨハニ・ファン・オストルム Johanni van Oostrum
ザミエル:パトリック・ハン Patrick Hahn
エンヒェン:イェン・ファン Ying Fang
オット・カール侯爵&キリアン:マイケル・ウイルメリング Michael Wilmering
クーノー:ジェームス・プラットJames Platt
レッド・ワン:オーディン・ランド・ビロン Odin Lund Biron
音楽::カール・マリア・フォン・ウェーバー Carl Maria von Weber
指揮:パトリック・ハン Patrick Hahn
演出:キリル・セレブレニコフ Kirill Serebrennikov
コーラス:オランダ国立オペラ合唱団Chorus of Dutch National Opera
オーケストラ :ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラRoyal Concertgebouw Orchestra
いつもの「魔弾の射手」にはないのですが、今回の「魔弾の射手」では、ナレーターでパントマイムをしたり歌を歌ったり、最初から最後まで出ずっぱりの赤い服を着たレッド・ワン(赤い人)は、オーディン・ランド・ビロンという名前の俳優で、演出家のセレブレニコフが監督をした映画「Tchaikovsky’sWife」にも出演してチャイコフスキー役をやっている。
ウィーンの「ばらの騎士」でハンサムなオックス男爵をやったグロイスベックがカスパールと隠者の二役で、若い指揮者のパトリック・ハンもザミエル役を兼ねている。
とにかく超面白いオペラですので、是非ご覧ください。字幕は英語でいかが?
演出家のキリル・セレブレニコフについて:
映画の世界で「Playing the Victim」は2006年ローマ映画祭のグランプリを受賞、2012年ベネツィア映画祭では「Betrayal」が金獅子賞にノミネートされた。また、「The Student」や「LETO -レト- 」が2016年と2018年のカンヌ映画祭でプレミア上映された。「インフル病みのペトロフ家」は、2021年第74回カンヌ国際映画祭でフランス映画高等技術委員会賞を受賞し現在上映中、また彼はユダヤ人の父とウクライナ人の母の間に生まれている。