二期会の「蝶々夫人」何度も見ていますが、バッティストーニと木下美穂子さんということでまたまた観にゆくことになりました。
結果、絶賛ですね!
いつもの栗山昌良演出で、初めてバッティストーニの指揮なんですが、最初から力強くスピード感があり、イタリアオペラを知り尽くしているバッティだからこその「蝶々夫人」、栗山昌良は伝統的な日本人にしかできない演出で、日本のゼッフィレルリのような存在になっていますね。
今回は9月11日最終日のBプロ蝶々夫人が木下美穂子、ピンカートンが城広憲の方に行きました。

そしてプッチーニという作曲家は、いかに日本人の心を捉える感覚に優れていたのかと思います。
日本の国歌とアメリカの国歌を効果的に挟んで、「さくら、さくら」や「お江戸日本橋」で日本人や全ての国の人の心をくすぐります。
バッティの演奏は、力強く時にはしっとりと、蝶々さんが死にゆく時のティンパニーの強い連打は蝶々さんの心臓の鼓動をそのまま音にしている感がありました。
凄い、こんな演奏は最後かもしれないと思います。
バッティストーニは、木下美穂子とタイトルロールのイケメン城宏憲と共に2023年10月「ドン・カルロ」を演奏の予定とか。
ぜひ行かなければ!

東京二期会「蝶々夫人」
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