12月定期もラザレフの代わりに、若いカーチュン・ウォンの演奏を聞くことができ、最高のひとときでした。
外山雄三の「まつら」伊福部昭の「ラウダ・コンチェルタータ」ショスタコーヴィチの5番と多彩で痛快な演奏を楽しむことができました。

2023年12月9日(土)サントリーホール
日本フィル第756回東京定期演奏会
外山雄三/交響詩「まつら」
伊福部昭/オーケストラとマリンバのための「ラウダ・コンチェルタータ」
     ~休憩~
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番ニ短調作品47
 マリンバ/池上英樹
 指揮/カーチュン・ウォン
 コンサートマスター/田野倉雅秋
 ソロ・チェロ/門脇大樹
ソリスト・アンコール/星に願いを。
ショスタコーヴィチの第3楽章、ヴァイオリンの奏者分割に独自視点あり。

外山雄三の「まつら」は、九州の城下町唐津の古称、松浦(まつら)地方の音楽を表現している。
「唐津くんち」の祭囃子を題材に祭りが最高潮に達する賑わいをオーケストラで表しており1982年3月1日に唐津で初演されている記念すべき作品です。

伊福部昭の「ラウダ・コンチェルタータ」は、池上英樹さんというミュンヘン国際音楽コンクール打楽器部門で最高位入賞など名だたるコンクールで受賞しているマリンバ奏者を得て、緩やかな管楽器と野蛮でもある打楽器のマリンバとの組み合わせで、祈りと響性の共存を通し、古代のシャーマニズムを意識した世界観を表している。
池上さんのマリンバの腕前は素晴しく、アンコールの「星に願いを」は超複雑なジャズ的即興風でした。
 
最後のショスタコーヴィチ5番は最高でした。
ブラボーと拍手で、カーチュン・ウォンさんなかなか舞台から離れられない。
日本フィル第756回東京定期演奏会
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