ナポリのサン・カルロ劇場にて2023年12月9日に公演のプッチーニ「トゥーランドット」は、女王を演らせたら天下一品のソンドラ・ラドヴァノフスキーがトゥーランドットを、カラフがネトレプコのご主人のユシフ・アイヴァゾフで指揮が大好きなダン・エッティンガーという顔ぶれなので是非ということで観てみました。medici.tvからのストリーミング配信です。
演出が若いモスクワ生まれのヴァシーリイ・バルハトフということで、最近オペラアワードなどでノミネートされたりしていますが進歩すぎなところからか、ブーイングもあったようです。

プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」(ナポリ、サン・カルロ劇場2023年12月9日公演)
トゥーランドット姫/ソンドラ・ラドヴァノフスキー Sondra Radvanovsky
皇帝アルトゥーム/ニコラ・マルティヌッチ Nicola Martinucci
ティムール/アレクサンダー・ツィンバリュク Alexander Tsymbalyuk
カラフ/ユシフ・アイヴァゾフ Yusif Eyvazov
リュー/ローザ・フェオラ Rosa Feola
ピン/アレッシオ・アルドゥイニ Alessio Arduini
パン/グレゴリー・ボンファッティ Gregory Bonfatti
ポン/フランチェスコ・ピッターリ Francesco Pittari
役人/セルジオ・ヴィターレ Sergio Vitale
第1の侍女/ヴァレリア・アッティアネーゼ Valeria Attianese
第2の侍女/リンダ・アイロルディ Linda Airoldi
ペルシャの若い王子/ヴァスコ・マリア・ヴァノ―リ Vasco Maria Vagnoli
合唱/サン・カルロ劇場合唱団
管弦楽/サン・カルロ劇場管弦楽団
指揮/ダン・エッティンガー Dan Ettinger
演出/ヴァシーリイ・バルハトフ Vasily Barkhatov
舞台装置/ジノヴィー・マルゴリン Zinovy Margolin
衣裳/ガリヤ・ソロドヴィンコヴァ Galya Solodovinikova
照明/アレクサンダー・シヴァ―エフ Alexander Sivaev
 
サン・カルロ劇場2023/24年シーズンの開幕公演。フランコ・アルファーの完成版。第2幕と第3幕の間に休憩。

舞台は中国の北京、紫禁城前の広場、美しく冷たい皇帝の娘トゥーランドット姫は三つの謎を解いたものを夫として迎えるが、謎を解けなかった者は斬首の刑。
謎解きの儀式で1 毎夜に心に蘇るのは・・・希望
       2 燃え上がるが火ではないのは・・・血潮
       3 火をつける氷とは・・・トゥーランドット
カラフは三つの謎を解いたのですが、動揺したトゥーランドットは彼の妻となることを拒みました。
カラフは夜明けまでに私の名を明らかにできたら、命を捧げようと逆に謎を出した。
トゥーランドットから夜明けまでに見知らぬ者の名がわかるまで北京では誰も寝てはならないと命令が下されるが、
彼の名は「愛」と叫びカラフとトゥーランドットは結ばれるのでした。

今回の演出では、カラフのお父さんの葬式に出た、カラフとトゥーランドットは自動車に乗っていて事故に遭い、そこから「トゥーランドット」の物語が始まりますが、最後気がついたら2人共無事で悪い夢を見ていたんだという設定でした。
プッチーニ「トゥーランドット」
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください