オランダ国立オペラが、ベートーヴェンの「フィデリオ」をストリーミング配信しました。
ウクライナの舞台監督アンドリー・ゾルダクの演出によって、今までの「フィデリオ」とは全く異なるものになっている。そして、アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮のもと名門コンセルトヘボウ管弦楽団と世界トップクラスのキャストによって演奏される。
この公演は、2024年7月6日から2024年11月6日までオペラビジョンでストリーミング配信されます。

ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」(オランダ国立歌劇場公演)
ドン・フェルナンド/マルク・クルマンバエフ Mark Kurmanbayev
フロレスタン/エリック・カトラー Eric Cutler
ロッコ/ジェームズ・クレスウェル James Creswell
ドン・ピツァロ/ニコラス・ブラウンリー Nicholas Brownlee
レオノーレ/ジャクリン・ワーグナー Jacquelyn Wagner
マルツェリーネ/アンナ・エル=カシェム Anna El-Khashem
ヤキーノ/リナード・フリーリンク Linard Vrielink
囚人1/ステファン・ケネディー Stefan Kennedy
囚人2/ペーター・アリンク Peter Arink
合唱/オランダ国立歌劇場合唱団
管弦楽/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮/アンドレス・オロスコ=エストラーダ Andres Orozco-Estrada
演出/アンドリー・ゾルダク Andriy Zholdak
舞台装置/アンドリー・ゾルダク Andriy Zholdak、ダニエル・ゾルダク Daniel Zholdak
衣裳/アンドリー・ゾルダク Andriy Zholdak、シモン・マチャベリ Simon Machabeli
ビデオ/エティエンヌ・ギオル Etienne Guiol
ドラマトゥルグ/リュック・ヨーステン Luc Joosten

フロレスタン役は、チューリッヒ歌劇場の「ワルキューレ」でジークムントを演ったエリック・カトラーで今最も活躍しているテナー、レオノーレ役のジャックリン・ワーグナーはヘンデルの「テオドーラ」にも出ており、やはり今大活躍中。
ウクライナの演出家アンドリー・ゾルダクは、単に物語を描写することに焦点を当てるのでなく、ベートーヴェンの音楽によって呼び起こされるシュールレアリスティックな世界を観客に紹介します。すべての人と宇宙の中の善と悪の力との想像上の闘いとして語る。中心となるカップルのレオノーレ(フィデリオ)とフロレスタンは、自分たちと世界の調和を取り戻すために、悪魔のようなピツァロと戦わなければならない。ゾルダクは、蛇、堕天使、鏡など、悪魔について何度も言及している。悪がすべてを混乱させているようだ。666(悪魔の刻印)も出てくる。
「フィデリオ」は、幸せな人生と悪から解放された世界への希望のメッセージを伝えています。
 
ベートーヴェン「フィデリオ」
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