9月8日(日)
新国立劇場のオペラパレスでモーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」を観てきました。
指揮は沖澤のどかの予定が、、クリスティアン・アルミンクになりました。
演出はリールオペラの「こうもり」のロラン・ペリーで、このオペラは終わりよければ全てよしという結末とは正反対でなんと残酷で陰鬱な結末でしょうと言っている。「こうもり」同様に歌手の動きがコミカルで残酷な悲しみを忘れさせる。

2024年9月8日(日)新国立劇場オペラパレス
二期会公演「コジ・ファン・トゥッテ」
モーツァルト/歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
  フィオルディリージ/吉田珠代 Tamayo Yoshida
 ドラベッラ/小泉詠子 Eiko Koizumi
 グリエルモ/小林啓倫 Hiromichi Kobayashi
 フェランド/金山京介Kyosuke Kanayama
 デスピーナ/七澤結 Yui Nanasawa
 ドン・アルフォンソ/黒田博 Hiroshi Kuroda
 合唱/二期会合唱団(6)、新国立劇場合唱団(2)、藤原歌劇団合唱部(4)
 管弦楽/新日本フィルハーモニー交響楽団
 指揮/クリスティアン・アルミンク Christian Arming
 演出・衣裳/ロラン・ペリー Lauret Pelly
 演出補/クリスティアン・レート Christian Rath
 装置/シャンタル・トマ Chantal Thomas
 照明/ジョエル・アダン Joel Adam
 衣裳補/シャン=ジャック・デルモット Jean-Jacques Delmotte
シャンゼリゼ劇場、カーン劇場、パシフィック・オペラ・ヴィクトリアとの共同制作。

ロラン・ペリーの演出によるファンタジー溢れる溢れる「コジ・ファン・トゥッテ」、ウィーンで演じられたバリー・コスキーの「コジ・ファン・トゥッテ」とも違った素晴らしい「コジ」でした。
ベルリンに実際に存在する録音スタジオを舞台に、最初「コジ」の録音のセッションといった感じで始まるのですが、徐々に演者たちがそれぞれ役柄そのものになってゆき、モーツァルトの音楽の甘美さ、官能性、壊れやすさを歌手の身体にまで刻み込んでゆく、
デスピーナ役は、お得感の強い役ですよね、ロラン・ペリーはデスピーナを箱の中からポアッと現れるコミカルな悪魔のようにしたいと考えていたようです。
 
二期会「コジ・ファン・トゥッテ」
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