スイスのチューリッヒ歌劇場は、オッフェンバックの「ホフマン物語」をストリーミング配信しました。
今年は、ヨーロッパでも暑い夏になっていますが、チューリッヒ歌劇場の前の広場にはたくさんの観客が詰めかけてオペラを楽しんでいます。
詩人ホフマンは芸術と人生、愛と幻想、夢と現実の間で引き裂かれています。歌手ステラへの恋は叶わず、酒と空想の世界に逃避します。ワインに浸った夜、彼は友人たちに三つの幻想的な恋を語ります…。
演出のアンドレアス・ホモキは、このチューリッヒ歌劇場で多数のオペラを演出しており、日本でも「バラの騎士」や「こうもり」を演出している。

オッフェンバック/歌劇「ホフマン物語」(チューリッヒ歌劇場 7月9日公演)
ホフマン/サイミール・ピルグ Saimir Pirgu
ミューズ、ニコラウス/マリーナ・ヴィオッティ Marina Viotti
オリンピア/カトリーナ・ガルカ Katrina Galka
アントニア/アドリアーナ・ゴンザレス Adriana Gonzalez
ジュリエッタ/ローレン・フェイガン Lauren Fagan
ステラ/マリア・ステラ・マウリツィ Maria Stella Maurizi
リンドルフ、コッペリウス、ミラクル博士、ダペルトゥット船長/アンドリュー・フォスター=ウイリアムズ Andrew Foster-Williams
アンドレス、コシェニーユ、フランツ、ピティキナッチョ/ネイサン・ハラ― Nathan Haller
ルーテル/ヴァレリー・ムルガ Valery Murga
ヘルマン/ステファン・ロイド・オーウェン Stefan Lloyd Owen
ナタナエル/クリストファー・ウイロビー Christopher Willoughby
ヴォルフラム/マクシミリアン・ローリー Maximilian Lawrie
ウィルヘルム、スビレス号船長/ローベル・バルン Lobel Barun
スパランザーニ/ダニエル・ノーマン Daniel Norman
クレスペル/スタニスラフ・ヴォロビヨフ Stanislav Vorobyov
アントニアの母/ジュディス・シュミット Judith Schmid
ペーター・シュレミール/サムソン・セトゥ Samson Setu
合唱/チューリッヒ歌劇場合唱団
管弦楽/フィルハーモニア・チューリッヒ
指揮/アントニーノ・フォリアーニ Antonino Fogliani
演出/アンドレアス・ホモキ Andreas Homoki
舞台装置/ヴォルフガング・グスマン Wolfgang Gussmann
衣裳/ヴォルフガング・グスマン Wolfgang Gussmann、スザーナ・メンドーザ Susana Mendoza
照明/フランク・エヴィン Franck Evin
ドラマトゥルグ/ベアーテ・ブライデンバッハ Beate Breidenbach
本演出は2021年春にコロナ禍のため無観客ストリーミングそれたもので、今回が初めて観客の前で公開されたもの。マイケル・ケイとジャン=クリストフケックによって編纂された最新版(ショット社出版譜)が使用されている。ホフマンの3つの恋はオランピア、アントニア、ジュリエッタの順。各幕の間で休憩(2回)が入る。
オッフェンバック「ホフマン物語」