日本フィル第776回東京定期演奏会は、山田和樹指揮のフランス特集です。
武満のマイ・ウエイ・オブ・ライフは知的な加耒徹のバリトンソロ、プーランクのスターバト・マーテルは美人の熊木夕茉のソプラノソロが入って楽しい演奏会となりました。

2025年11月29日(土)サントリーホール
日本フィル・第776回東京定期演奏会
ドビュッシー/バレエ音楽「遊戯」
武満徹/マイ・ウェイ・オブ・ライフ~マイケル・ヴァイナーの追憶に~
     ~休憩~
ラヴェル/ボレロ
プーランク/スターバト・マーテル
 指揮/山田和樹
 バリトン/加耒徹(武満)
 ソプラノ/熊木夕茉(プーランク)
 合唱/東京音楽大学、ハルモニア・アンサンブル
 コンサートマスター/田野倉雅秋
プーランクはサントリーホール初演。ボレロの小太鼓2台ティンパニの前。

ドビュッシーの「遊戯」はバレエ音楽としてつくられており、夕暮れにテニスラケットを持っている男性と2人の女性のいちゃつきがバレエになっている。しょっちゅう曲調が変わるのは3人の様々な関係が入れ替わるから。

そして武満の「マイ・ウエイ・オブ・ライフ」は、イングランドのリーズ・フェスティヴァルのテーマ作曲家だった武満の作品で、詩人田村隆一のエッセイ「生活作法」を英訳している。木を見つめ木の「生活作法」を、人と対照しながら考え言葉や歌にする。
ドビュッシーも武満も捉えどころのないふわふわした曲調です。

プーランクの「スターバト・マーテル」悲しみの聖母 イエスが処刑されるそばにいて、立ち止まるマリア、プーランクは「黒いマリア」をみた時に作曲する気持ちになった。とても斬新で面白い曲で、透き通った声の熊木夕茉がのびやかに歌いました。

日本フィル・山田和樹
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