3月31日(火)
今日は、METライブビューイング プッチーニの「蝶々夫人」を川崎ラゾーナの109シネマズ川崎で見てきました。
プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」
蝶々さん パトリシア・ラセット
スズキ マリア・ジフチャック
ピンカートン マルチェッロ・ジョルダーニ
シャープレス ドゥウェイン・クロフト
指揮 パトリック・サマーズ
演出 アンソニー・ミンゲラ
最近素晴らしいオペラばかり見ているものだから贅沢になっていると思っていたけれど、またまた面白い。
演出は、映画「イングリッシュ・ペイシェント」の監督として有名な故アンソニー・ミンゲラ、昨年に亡くなったらしい。
またロンドンを拠点とするブラインド・サミット・シアターのメンバーが黒衣として子役の人形を操る。これは、日本の文楽に影響されてはいるものの、黒衣の表情もまた笑ったり悲しんだりするのは面白い。
日本をリアルに再現するのではなく、アジア人には西洋的に、欧米人には、東洋的に感じられる世界を意識したという。
中国出身のファッション・デザイナー、ハン・フェンがデザインしたド派手な衣裳も本当の日本の着物を知った上でのワザかと思うと、日本を見る目も進んで来ているなと、本当に日本的な二期会もうかうかしてはいられない。
舞台装置は、マイケル・レヴァイン シンプルで日本的ここでも黒衣が障子を動かして場面が展開して行き、折り紙の鶴の飛ばせ方は、歌舞伎の技法を取り入れている。
このごろ演出に優れたものが多く、ついそちらに目が行ってしまう。
蝶々さん役のパトリシア・ラセットさんこの役のため、家にこもって孤独になってパワーをためるのだそうです。
スズキ役のマリア・ジフチャックさん演出家のミンゲラさんからいつも枠『』といわれ、不必要な動きを省くことを教えられたそうです。
インタヴュアーは、ルネ・フレミングでした。