9月4日(金)
シーズン開始を春から秋にかえた日本フィル。
今日は、シーズン開始で、2009年9月1日付け、ピエタリ・インキネンが、首席客演指揮者に就任して初めてのコンサート、現在29歳のフィンランド人です。
昨年の横浜定期の時にもうすでに聴いているのですが、
ショスタコーヴィチ/祝典序曲
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
~休憩~
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
指揮/ピエタリ・インキネン
ヴァイオリン/樫本大進
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/江口有香
ソロ・チェロ/菊地知也
9月2日のマエストロサロンで、日フィルの新井さんとの対談を聞いて、なるほど若いのに冷静で、何と言っても爽やかです。練習は、初めサラッと通して、次は結構シツコクやるのだそうです。
マエストロサロンの時は、薄い紫のシャツを着てきました。フィンランド人なので色白で、何時見ても頬が赤い。
日本に来ると先ずラーメンを食べるのだとか、やはり美味しくてエネルギーが直ぐ出るから。うちの息子と同じことを言う。 日本の食べ物は全て好きだそうです。
今回超過密スケジュールのインキネン君を日フィルが偶然にも押さえられたのは、ラーメン効果があるのかもしれません。
もう一人、ヴァイオリンの樫本大進君は、ベルリン・フィルのコンマス内定のニュースが流れてはじめてのコンサート。今回指揮をするインキネン君も元はヴァイオリニストで、大進君も共にザハール・ブロン教授の下でヴァイオリンを学んだ仲間であり、首席客演指揮者就任披露に当って、インキネン君は、同じ門下の樫本大進君を招いたと言う訳です。
祝典序曲は、娘が中学時代ブラスバンド部のフルート奏者として、コンクールで銀賞を貰った曲なので思い出深いのですが、当然のことながらもっと早くて格段上。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲の樫本大進君、ベルリン・フィルのコンマスの資質のある、繊細なシベリウスです。
ハンサムな外人指揮者と言っても、 アルミンクのようなスマートな感じではなくて、もっと骨太で、エネルギッシュしかも冷静です。ショスタコーヴィチ5番も最後まで彼の魔力に引き込まれてしまいました。。
最後に、インキネン君のCDを買ったら、こんなものを貰いました。
ミミズ? インキネン君のサインだそうです。