11月7日(土)
今日は、METライブビューイング『トスカ』を川崎ラゾーナ109シネマズ川崎で観てきました。
今シーズン(2009-2010)のオープニングに選ばれた『トスカ』は、新演出です。
トスカ/カリタ・マッティラ
カヴァラドッシ/マルセロ・アルバレス
スカルピア/ジョージ・ギャグニッザ
堂守/ポール・プリシュカ
指揮/ジョセフ・コラネリ
演出/リュック・ポンディ
衣裳 ミレーナ・カノネロ
リュック・ボンディの演出は、常に音楽の真実を浮かび上がらせることで有名で、歌手も感情移入がスムーズにできるのだという。
今回のインタヴューアーは、スーザン・グレアムさん「ファウストの劫罰」にも出ていました。今シーズンは、「ばらの騎士」のオクタヴィアンで登場の予定です。
衣裳デザインのミレーナ・カノネロさん、幕ごとに衣裳を変えています。19世紀初頭のナポレオン時代の時代考察だそうで、とくに2幕、トスカの歌姫のアリア〝歌に生き、愛に生き〟は、真っ赤なドレスで、熱唱します。あと1幕のローマ法王の衣裳も豪華で面白い。
演出のリュック・ボンディも、衣裳のミレーナ・カノネロもリラックスして、仕事を楽しんでいる雰囲気がとっても良い。
トスカのカリタ・マッッティラさん、嘘が無いので、素晴らしいと相手役のマルセロ・アルバレスが言っていました。熱唱です。
カヴァラドッシのマルセロ・アルバレスも、スカルピアのジョージ・ギャグニッザも適役で、METの総裁ピーター・ゲルブが、〝今シーズンは、一瞬たりとも皆様を飽きさせない〟といった言葉が本当のように思える。
MET プッチーニ「トスカ」