3月18日(木)

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 定期演奏会、今日はハンガリーの作曲家のバルトークとコダーイの作品です。

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ハンガリーは騎馬民族の激しいところと東洋の優しい所と持っている民族で、バルトークとコダーイは、ほぼ同い年の盟友。
その二人の作品を今日は同時に楽しんでしまおうということで、結構お客さんは入っていました。
初台のオペラシティーコンサートホールへ行く道は、首都高速の工事で大崎辺りから新宿の甲州街道にに抜ける山手通りが、
大変なことになっている。
そんなのをくぐり抜けて、飯守泰次郎さんのプレトークがあるという夜6:15に間に合うように初台に着きます。

コダーイ/管弦楽のための協奏曲(日本初演)
~休憩~
バルトーク/歌劇「青ひげ公の城」(演奏会形式)
指揮/飯守泰次郎
青ひげ公/小鉄和広
ユディット/並河寿美
コンサートマスター/松野弘明

コダーイの管弦楽のための協奏曲は、明るいくて、何やら日本の民謡を演奏した時のような雰囲気がある。

メインのバルトーク「青ひげ公の城」は、チョッと血生ぐさい暗いオペラで、
「年古りし城、それをめぐる言い伝えもまた古き昔の物語。おきき下され、皆様方。」とハンガリー語の前口上があり、
テロップ付きのハンガリー語で進められる。 オペラの台本は、映画評論家としても有名なベラ・バラージュの作。
青ひげ公役の小鉄和広さんとユディット役の並河寿美さん、青ひげ公の城に到着して、青ひげ公に扉を開けたいとユディット 、
第1の扉の向こうからは拷問部屋、第2の扉の向こうは武器庫が、第3の扉の向こうは宝物庫、第4の扉の向こうには花園が、
第5の扉のむこうには青ひげ公の広大な領地が、第6の扉の向こうに隠されていたのは涙の湖、第7の扉の向こうから現れたのは「夜明け」「真昼」「夕暮れ」をそれぞれ体現するという女たち、青ひげ公が以前娶った3人の妻たちが現れる。ユディットは、今「真夜中」の女として第7の部屋に収まらねばならない。とおどろおどろしい世界が広がってゆきます。

パイプオルガンの両サイドに、トロンボーンとトランペット4本ずつで、大音響の場面もあるし、男のため息のような音も所々で入ってくる。小鉄さんは暗譜でこの曲に挑んでくるほどの意気込みでした、面白かった。

帰りは、行きと同じく迷路のような山手通りを車でくねくねと帰りました。

飯守泰次郎・バルトーク「青ひげ公の城」
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