10月16日(土)
熱烈なファンが多い、〝ミスターS〟ことスタニフラス・スクロヴァチェフスキの演奏会に行ってきました。
シューベルト/交響曲第7番「未完成」
~休憩~
ブルックナー/交響曲第7番
指揮/スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
コンサートマスター/デヴィッド・ノーラン
フォアシュピーラー/鈴木理恵子
今日は、ミスターSが指揮をするというので、サントリーホールはほとんど満席です。
知り合いの定期会員も全部来ていました。時々来ない回もあるんですけどね!
ポーランド出身でこの読響で2007年から常任指揮者を務め、今シーズンからは、桂冠名誉指揮者として初めて帰ってきた。
87歳という高齢のため、重厚な「未完成」かと思ったら、まったく違う透き通ったように透明感のある静かできっちりした「未完成」でびっくりしました。
次のブルックナー7番、ミスターSのブルックナーを聴きにわざわざ遠くから来ているファンも多いと聞いています。
やはり、隅々までスコアを見透して、すっきり音を浮き上がらせてゆく技は、すごいものです。
そして一番びっくりしたのは、ブラヴォの嵐と、演奏が終わった後ほとんど全員が帰らずに立ったまま拍手を送り呼び戻すので、少し足の悪くなったミスターSは何度も舞台に出てこなければならず、嬉しいけれどもちょっと大変そうだなと思った私でした。
読響・初めてのスクロヴァチェフスキ