2月7日(火)
2011年、武生国際音楽祭の要請を受け、ベルリンで出会った4人によって結成された、クァルテット・ベルリン=トウキョウがまたサルビアにやってきました。
ハイドン/弦楽四重奏曲第63番変ロ長調 作品76-4「日の出」
バルトーク/弦楽四重奏曲第3番
~休憩~
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第8番ホ短調 作品59-2「ラズモフスキー第2」
クァルテット・ベルリン=トウキョウ
今回、ヴィオラが杉田理恵からケヴィン・トライバーに代わっています。
ケヴィン・トライバーは数々の経歴の持ち主ですが今回、左の小指に怪我があり小指は全く使っていませんでした。すごい大変なことらしい!で少し元気がなかったかな?
ハイドンの入り方が素晴らしい、日の出の静かで厳かな感じがとっても出ています。いつもですがベルリン=トウキョウ感情の入り方が半端じゃない。
この「日の出」は、ヨゼフ・エルデーディ伯爵の依頼で書いた6曲セットの第4曲で、ハイドン64才、円熟期の集大成的作品です。
バルトークの3番は、46歳の時の作品。 ロマン派は影をひそめ民族主義的ではあるが、きわめて近代的な音楽が展開される。
ベートーヴェンの「ラズモフスキー2番」は、当時ウィーン大使として滞在していたロシアのラズモフスキー伯爵の依頼により作曲されたもので、これもまた感情たっぷりの演奏です。
アンコールは、バッハのマタイ受難曲からコラール。
サルビアでクァルテット・ベルリン=トウキョウ