3月15日(木)
上質な音楽を提供してくれている、平井プロデューサーのサルビアホールクァルテットシリーズ、
93回は、火曜日鵠沼サロンコンサートでベートーヴェンを演奏してくれたロータス・カルテットです。
チェロ:斎藤千尋 ヴィオラ:山碕智子 ヴァイオリン:マティアス・ノインドルフ、小林幸子
ハイドン/弦楽四重奏曲第27番ニ長調作品20-4
シューマン/弦楽四重奏曲第2番ヘ長調作品41-2。
~休憩~
メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第2番イ短調作品13
ロータス・カルテット
ハイドン(1732-1809)弦楽四重奏曲27番は40歳の時の作品、ロータス・カルテットのきっちり真面目な演奏が気持ち良い。
シューマン(1810-1856)の弦楽四重奏曲2番は、1840年にクララと結婚をし、シューマンの「室内楽の年」といわれる1842年に、3曲の四重奏曲と、ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲など不朽の名作が生まれている。シューマン邸で初演され、メンデルスゾ-ンに献呈された。すらすら滑らかな曲。
メンデルスゾーン(1809-1847)の名曲、弦楽四重奏曲2番は、メンデルスゾーンが18歳の時、ベートーヴェンが最後の弦楽四重奏曲(16番)を書き終えたときからわずか10か月後に完成された。
初めの旋律は歌曲「問い」(Op.9-1)の~それは真実?~の引用で、この旋律は2楽章でも終楽章でも出てくる。3楽章のインテルメッツォはアンコール曲としても有名。
今回のアンコールはベートーヴェンの作品130からカヴァティーナ。
サルビア・ホール ロータス・カルテット