11月6日(火)

第377回鵠沼サロンコンサートは、ピアノトリオで ホルショフスキ・トリオです。

ピアノ:相沢吏江子  ヴァイオリン:ジェシー・ミルス  チェロ:ラーマン・ラマクリシュナン

フット/ピアノ三重奏曲第2番変ロ長調 作品65
ショスタコーヴィチ/ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 作品67
~休憩~
メンデルスゾーン/ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 作品66
ホルショフスキ・トリオ Horszowski Trio

2011年 偉大なピアニスト、ホルショフスキの敬意の元、未亡人の賛同と支援を得てホルショフスキ・トリオが結成された。相沢は、カーティス音楽院でホルショフスキの最後の弟子でもある。相沢の夫でもあるヴァイオリンのジェシー・ミルスは、グラミー賞にノミネートされたことを始め、作曲と編曲のほかチック・コリアや小曽根真共共演するなどクラシック以外でも活躍。チェロのラーマン・ラマクリシュナンは、ハーバード大学で物理を専攻し卒業後は本格的に音楽に専念している。お父様は2009年にノーベル化学賞受賞者だという。

アーサー・フット(1853−1937)は、アメリカ合衆国の作曲家で「第2次ニューイングランド楽派」の一人。とりわけ室内楽創作の面からハーバード大学で最初に音楽学の学位を取得した人。ピアノ三重奏曲2番は、アメリカにこんな人がと思うくらい明るくおおらかな気持ちの良い曲。

ショスタコーヴィチ(1906−1975)のピアノ三重奏曲2番は、以前この鵠沼でハンブルグ・トリオで聴いたことがあります、はじめチェロが高音でか細く頑張っているのにヴァイオリンは悠々と低音で歌いそしてピアノが入る。そして最終章では物悲しいユダヤ旋律がズンチャカ、ズンチャカ流れる。重く悲しい旋律ですが、さすがホルショフスキの同意を得ただけあって、壮絶な大熱演でした。とにかく3人とは1メートルの近さですから。

メンデルスゾーン(1809−1847)のピアノ三重奏曲2番、情熱的でダイナミックな演奏。
この日は11月だというのに暑くて、休憩を挟んで冷房をつけるくらい、ジェシーもラーマンも上着を脱いでしまうくらい熱の入った演奏だったのです。
アンコールはメンデルスゾーンピアノ三重奏曲1番の2楽章の無言歌。
サイン会ではCDにサインをしてもらいました。
本当凄いです、このトリオ!

鵠沼でホルショフスキ・トリオ
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