4月15日(月)
鶴見のサルビアホール 第110回クァルテット・シリーズは、関西を中心に活躍する第一線のプレイヤーたちが、2012年に設立した、関西弦楽四重奏団です。
彼らは京都の「カフェ・モンタージュ」でサロン・コンサートを開いており、さらに発展させようとしている。
田村安祐美 林七奈 上森祥平 小峰航一
(ヴァイオリン) (チェロ) (ヴィオラ)
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第16番へ長調作品135
~休憩~
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調作品131
関西弦楽四重奏団
京響でおなじみの首席ヴィオラ奏者の小峰航一くんやヴァイオリンの田村安祐美さん。林七奈さんは大阪交響楽団コンサートマスター、上森祥平くんは、チェロのソリストとして活躍中の面々。
ベートーヴェン(1770-1827)は、「第九」交響曲を書き上げた後、弦楽四重奏の作曲に没頭し、5曲の弦楽四重奏曲(+大フーガ)を完成させた。この16番は最後の曲で、1826年の秋に完成、その直後に発病し、翌年3月26日に帰らぬ人となった。
第16番はシンプルに4楽章ですが、第14番は、ロシアの貴族ニコライ・ガリツィン公爵から依頼されて書いたもので7楽章編成、ただし全曲はアタッカで切れることなく続けて演奏される。
高い集中力と丁寧な演奏で、ベートーヴェンの世界に引き込まれた充実した数時間でした。写真で立っているのが林さん、右端が小峰さん。
関西弦楽四重奏団