4月16日(火)
第380回鵠沼サロンコンサートは、チェロの向山佳絵子さんとピアノの迫昭嘉さん。
ベートーヴェン/「魔笛」の主題による12の変奏曲作品66
ベートーヴェン/チェロ・ソナタ第2番ト短調作品5-2
~休憩~
バルトーク/ルーマニア民俗舞曲
ドホナーニ/チェロ・ソナタ変ロ短調作品8
チェロ/向山佳絵子
ピアノ/迫昭嘉
ピアノの向山佳絵子さんは東京生まれ、鵠沼サロンコンサートが始まった翌年の1991年が初登場で、「向山佳絵子の世界」と題したシリーズで何度か登場したことがあり、今回は14年ぶりだそうです。
一方、迫昭嘉さんも藤沢リラホールでベートーヴェンのピアノソナタ連続演奏が人気だったそうです。
お二人とも東京芸術大卒で、数々の賞を取られている有名な演奏家、現在は京都や東京で後進の指導にあたってもいる。というわけで今日の演奏会には昔懐かしいファンが来ていて熱気に溢れていました。
ベートーヴェンの楽しい「魔笛」の主題の後は、重厚なチェロ・ソナタ2番
有名なバルトークのルーマニア民族舞踊と
ドホナーニのソナタは、皆さんに知っていただこうと選んだそうですが「疲れる!」と向山さんが演奏後に言っていました。
アンコールはフォーレのシシリアーノとパラディスのシシリアーノ。
フォーレのシシリアーノはデジブックでよく使う曲なのですが、ナクソスの曲と全く一緒の演奏に感心しました。
力強いチェロの響きに圧倒され、ソフトタッチのピアノが隙間を埋めるように色を添えてゆくようなそんな演奏会でした。
向山佳絵子・迫昭嘉リサイタル