5月25日(土)

第347回日本フィル横浜定期演奏会は、ドイツ音楽の解釈に高い定評のある飯守泰次郎指揮 ベートーヴェンの第5交響曲と上原彩子さんのピアノでシューマンのピアノ協奏曲です。

ベートーヴェン/「レオノーレ」序曲第3番
シューマン/ピアノ協奏曲
     ~休憩~
ベートーヴェン/交響曲第5番
 指揮/飯守泰次郎
 ピアノ/上原彩子
 コンサートマスター/千葉清加

ベートーヴェン(1770-1827)の「レオノーレ」序曲3番に続いて
シューマン(1810-1856)のピアノ協奏曲は、2002年、第12回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門で女性として、日本人として史上初めての第一位を獲得した上原彩子さんの演奏です。本人より「久しぶりのシューマンですが、オーケストラとピアノが対等に活躍する曲なので,日本フィルの素晴らしいみなさんと飯守マエストロとともに音楽を作っていけることを楽しみにしています」との言葉通り堂々の演奏です。アンコールはシューマンの「ウィーンの謝肉祭」の第4曲「間奏曲」
最後はベートーヴェンの交響曲5番「運命」、巨匠風重々しい運命かと思いきや、早めでしかも日フィルらしい引き締まった演奏とマエストロの意図が一致した素敵な運命でした。途中1楽章オーボエのカデンツァが舞い上がるところもマエストロの見解だそうです。
アンコールがあって,シューベルトの有名なロザムンデから間奏曲です。なんと優しく美しい飯守泰次郎のシューベルトでしょうか。

飯守泰次郎・ベートーヴェン第5番「運命」
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