6月15日(土)

日本フィル第348回横浜定期演奏会は、日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念企画の一環として、インキネン指揮で、シベリウス特集。
フィンランド出身の天才ヴァイオリニスト ペッカ・クーシストのシベリウス ヴァイオリン協奏曲もお聴き逃しなく!

シベリウス/交響詩「フィンランディア」作品26
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
     ~休憩~
シベリウス/交響曲第5番変ホ長調作品82
 指揮/ピエタリ・インキネン
 ヴァイオリン/ペッカ・クーシスト
 コンサートマスター/白井圭(ゲスト)
 ソロ・チェロ/菊地知也

作曲家であり、ヴァイオリニストであったジャン・シベリウス(1865-1957)は、幼少期から自然に強い関心を示した。長らくロシアの支配下にあった19世紀フィンランドでは、民族の自治権や自由を求めて独立運動が燃え盛り1899年愛国的な音楽家や演劇人たちによりフィンランドの歴史を題材とする歴史劇「いにしえからの情景」が制作され、1900年には交響詩「フィンランディア」となった。

シベリウスのヴァイオリン協奏曲、インキネン自身もヴァイオリン奏者であり、今回のペッカ・クーリストは写真と違って髪の毛を上にゴムで束ねた自由人の風貌、演奏は天才的で、しなやかな弓さばきは初めて体験する演奏です。アンコールはフィンランドの民謡で200年前から伝承されるフォークダンス「悪魔の踊り」もう1曲アンコールがあり、バッハの無伴奏パルティータ第1番から第2曲のドゥーブル。なんと単音だけで奏でるバッハはなんとも不思議な世界、もっともっと聴いてみたいクーシストです。

シベリウスのの50歳を祝う祝典のために書かれた交響曲第5番は、クーシストもオーケストラの一員として参加しての演奏です。フィンランド大使館でもインキネンとクーシストはヴァイオリンのデュオを披露したくらい同年代で仲のいい二人ということです。シベリウスもヴァイオリニストでしたね!

本当に素晴らしい演奏会でした。

 

インキネン ペッカ・クーシスト
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