6月23日(日)

広上淳一指揮の京都市交響楽団の東京公演がサントリーホールで行われました。
21日には京都で定期演奏会やってきたばかりで、京都・東京とも早々と完売だったようですが、五嶋龍の若いファンたちのおかげかもしれません。京都市長さんも着物姿で応援に駆けつけてきました。

ブラームス/悲劇的序曲
コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲
     ~休憩~
ラフマニノフ/交響的舞曲
 指揮/広上淳一
 ヴァイオリン/五嶋龍
 コンサートマスター/寺田史人(ゲスト)

今日の演奏会は何かいつもと違って物々しい雰囲気に包まれていました。音楽評論家ももちろんですが、国会議員やジャーナリストもそれに何たって1番は五嶋龍くんのファンがたくさん駆けつけていたことです。
もちろん京都市長の門川さんも挨拶で言っておられましたが、広上マエストロが京都市交響楽団を3本の指に入るオーケストラに育てたと、これからは広上・高関・下野の3人指揮者体制を確立し「世界に誇れるオーケストラ」にしてゆくとのことです。
ブラームスの「悲劇的序曲」に続いてエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957)の「ヴァイオリン協奏曲」マーラーに才能を認められ、ツェムリンスキーに作曲を師事したウィーンの作曲家コルンゴルトは、ウィーンで活躍していたがナチスの台頭でウィーンでの活動が困難になり1937年に家族とともにアメリカに亡命した。ハリウッドでの映画音楽作曲は21本にも及ぶ。1945年に作曲されたヴァイオリン協奏曲は、クラシックと映画音楽の世界を行き来する作品で、五嶋龍と広上、京響が華麗な演奏を披露してくれました。
アンコールはクライスラーの無伴奏ヴァイオリン作品、レチタティーヴォとスケルツォ・カプリーズ作品6でした。
最後は、セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)の交響的舞曲、ラフマニノフの「何が起こったのか自分でもよくわからないが、恐らくこれが私の最後の煌きだろう」と語っていていた作品、舞曲ワルツの部分広上は一人ワルツを気持ちよく踊り煽るところは煽るこれは本当に面白い作品。
オーケストラのアンコールはエルガーのエニグマ変奏曲から「ニムロッド」
演奏は終わっても、五嶋龍くんのサイン会には長〜蛇の列が並び、恒例の京響お見送り挨拶にも知り合いがたくさん来ていたようで賑やかなサントリーホワイエでした。

 

 

広上・京響 五嶋 龍
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