7月25日(木)
庭園美術館のレストランの次は、朝香宮邸に入ってみましょう。(画面を押すと2倍のサイズになります。)
正面玄関のガラスレリーフ扉はフランスのガラス工芸家ルネ・ラリックの作品です。朝香宮邸のために新たにデザインされた一点もので、翼を広げる女性像は、ラリックの作品の中でも貴重な作品。
暖炉の上の鏡から大広間を写す。
次の間は、白磁の「香水塔」、モザイクの床、黒漆の柱、朱色の人造石の壁、そしてガラス窓から広がる庭園の緑、これらが織りなす色彩のハーモニーは、大広間の落ち着いた色調とは対照的にアール・デコ特有の華やかな空間を形成しています。
大客室は、アール・デコの粋が集められている。
大客室の扉は、マックス・アングランの銀引きフロスト仕上げのエッチング・ガラスを嵌め込んである。
大客室のシャンデリアは、ルネ・ラリックの制作。
小食堂は、和の要素が取り入れられている。
大食堂は、南に庭園を望み、大きく円形を描く張出し窓は、開放的な独特の空間を形作っています。
暖炉の上の壁画は、アンリ・ラパンの作で、赤いパーゴラ(蔓棚)と泉が油彩で描かれています。
1年に1回の庭園美術館朝香宮邸展覧会は、「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる人々」として 7月20日〜9月23日までやっています。
見どころ満載です、夏休みの間お子様とともにいかがでしょうか?
庭園美術館の朝香宮邸