9月6日(金)

日本フィル第713回東京定期演奏会は、山田和樹が2019/2020シーズンのスタートを飾ります。最近の演奏会で山田和樹はフランス物と日本物の作品をとりあげており、日本の作曲家2名、間宮芳生と大島ミチルは、演奏会場に現れて演奏会を盛り上げました。

サン=サーンス/歌劇「サムソンとデリラ」より「バッカナール」
間宮芳生/ヴァイオリン協奏曲第1番(日本フィル・シリーズ第2作)
     ~休憩~
大島ミチル/Beyond the point of no return(日本フィル・シリーズ第42作)(世界初演)
ルーセル/バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」第1・2組曲
 指揮/山田和樹
 ヴァイオリン/田野倉雅秋
 コンサートマスター/千葉清加
 ソロ・チェロ/菊地知也

いつも山田和樹の演奏会には山田自身のプレトークがあり、今回も日フィルのコンサートマスターに田野倉雅秋さんが就任し、就任記念に間宮芳生さんのヴァイオリンコンチェルトを演奏することや、少し太ったと人に言われるなどと楽しいトークがありました。

はじめにカミーユ・サン=サーンス(1835-1911)の有名なオペラ、サムソンとデリラより「バッカナール」で華やかな幕開けです。

続いて私たちが横浜に住んでいた頃、向かいに住んでいた間宮芳生(1929-)さんの曲です。今年90歳になられて田野倉雅秋のソロでヴァイオリン協奏曲1番。曲は4楽章からなっていて、わらべ歌がそこここに散りばめられている、力作です。こんな作曲家の近くに住んでいたとはなんと光栄なことでしょう。ジブリアニメ映画の「火垂るの墓」の作曲も担当した。

大島ミチルさんの「Beyond the point no return」は出来上がったばかりの作品で、日本フィルのyou tube に山田和樹との対談があります。
すごい才能のある人でNHKテレビの「天地人」など、作曲した曲は3万曲ほどあるという。「もう引き戻せないところまで来た人や自然環境・・・そしてそれを超えた先に何が待っているか」最後は阿波踊りのイメージだそうです。

最後は、アルベール・ルーセル(1869-1937)の「バッカスとアリアーヌ」この曲は、向こうの楽団員がこぞって喜ぶ曲だそうです。管楽器にも弦楽器にも全ての楽器に見せ場があるからだそうです。

山田和樹さん本当にお疲れ様でした。少し太られて貫禄がお付きになったようですが、正指揮者としてこれからも頑張ってください。

 

日本フィル・山田和樹
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial