9月28日(土)

日本フィル 第350回横浜定期演奏会は、井上道義指揮、アリス=紗良・オットのピアノで「死の舞踏」と井上道義の作曲した「メモリー・コンクリート」。

伊福部昭/日本組曲~第1曲「盆踊」、第3曲「演伶」、第4曲「佞武多」
井上道義/メモリー・コンクリート
     ~休憩~
リスト/死の舞踏
リスト(カール・ミューラー=ベルクハウス編)/ハンガリー狂詩曲第2番ハ短調
 指揮/井上道義
 ピアノ/アリス=紗良・オット 
 コンサートマスター/木野雅之
 ソロ・チェロ/辻本玲

「ゴジラ」でおなじみの伊福部昭(1913-2006)が1934年に作曲した「日本組曲」の中の「盆踊」「演伶」「佞武多」を1991年に伊福部自身が編曲し、井上道義が初演した管弦楽版で演奏。指揮者も踊り出しそう。

井上道義の作曲した「メモリ・コンクリート」は、自身の思い出の中に封じ込められた様々な音や楽曲の風景を描いた作品で、(田んぼにいるカエルの声、ビールジョッキ、年代物のタイプライター、サイレン、70年前の電車音、黒電話)がところどころで鳴らされる。カデンツァがあって〝横浜は海があるから〟と、釣り糸を客席に向かって投げ、釣り上がったのはアヒル(自身が家で飼っている)でした。井上が前から演奏したいと言ってきた作品ですが、やってみると面白い!面白い!

フランツ・リスト(1811-86)の「死の舞踏」、ピアノは美人のアリス=紗良・オットさん。最初から「怒りの日」(死者のためのミサの際に用いられてきたグレゴリオ聖歌の一部)が、これでもか、これでもかと変奏を重ねる。アリスさんすごい演奏でしたね!アリスさんも重病(多発性硬化症)にかかっているというのですが、それでも井上道義と一緒に最後サイン会に出ていました。長蛇の列でしたね!アンコールは、サティのグノシェンヌ第1番。

最後は同じくリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」リストはハンガリーが出生地で、1847年に作曲されたピアノ独奏のためのハンガリー狂詩曲を基にして、今日はカール・ミューラー=ベルクハウスによる管弦楽用編曲で演奏する。哀愁を帯びたゆっくりした前半と高速で盛り上がる後半が楽しい。
アンコールがあり、ミュージカル「オズの魔法使い」より〝オーヴァー・ザ・レインボー〟をアリス=紗良・オットに捧げました。

 

日本フィル 井上道義・アリス=紗良・オット
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