鵠沼サロンコンサート(10月1日)と、サルビアホール(10月2日)でフランスの名門クァルテット・ドビュッシーの演奏会がありました。
10月2日(水)
サルビアホール 第118回クァルテット・シリーズのクァルテット・ドビュッシーは、中国琵琶のSHAO Rong(シャオ・ロン)さんも加わって白熱した演奏会となりました。
左からヴィオラ:ヴァンサン・デュプレク 第2ヴァイオリン:マルク・ヴィエーユフォン
チェロ:セドリック・コンション 第1ヴァイオリン:クリストフ:コレッテ
右は中国琵琶:SYAO Rong(シャオ ロン)
曲目
ラロ/弦楽四重奏曲変ホ長調作品45
タン・ドゥン/琵琶と弦楽四重奏のための協奏曲
~休憩~
ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第7番嬰へ短調作品108
ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第8番ハ短調作品110
クァルテット・ドビュッシー
琵琶/シャオ・ロン
1990年フランスのオーケストラで活躍するメンバーによって結成され、1993年エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで大賞を受賞しました。
フランスの作曲家ラロの四重奏曲に始まり、
次はなんと中国琵琶のシャオ・ロンさんを真ん中にしてタン・ドゥン(1957-)の琵琶と弦楽四重奏のための協奏曲です。四重奏とともにスリムでキラキラのチャイナドレスを着たシャオ・ロンさんが激しくそして繊細に琵琶を奏でる。時には全員で掛け声をかけたり、東洋と西洋の古い繋がりを感じさせます。全く違和感がないですね。
シャオ・ロンさんは国立北京中央音楽院卒、人間国宝級の劉徳海に師事。上海芸術祭で優秀芸術賞を受賞し、その後東京芸術大学に留学。
日本フィルによるタン・ドゥン作曲のオペラ「マルコ・ポーロ」のソリストとして出演している。演奏会後には日本語ペラペラのシャオ・ロンさんとお話することができました。
ショスタコーヴィチの7番、8番の熱演ののちアンコールがあり、ショスタコーヴィチの「エレジー」鵠沼でもアンコールのドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」と「ミンストレル」の3曲でした。
なんと中身の濃い演奏会だったこと!
10月1日(火)
第384回鵠沼サロンコンサートは、フランスの名門クァルテット・ドビュッシーです。
曲目
ハイドン/弦楽四重奏曲第34番ニ長調作品20-4
ドビュッシー/弦楽四重奏曲ト短調作品10
~休憩~
トゥリーナ/闘牛士の祈り 作品34
ラヴェル/弦楽四重奏曲ヘ長調
クァルテット・ドビュッシー
カーキ色のシャツを着て現れました。
1度の演奏会にハイドンとドビュッシーとラヴェルを演奏する凄いパワーのクァルテットです。
このサロンの名前が〝レスプリ・フランセ〟なんですが、このフランス語を訳すと〝フランス・ダマシイ〟、第1ヴァイオリンのコレッテがこの言葉が気に入ったらしくって
〝レスプリ・フランセ ドビュッシー 雪の足跡〟
〝レスプリ・フランセ ドビュッシー ミンストレル〟
〝レスプリ・フランセ ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女〟
と3曲もアンコールをしてくれました。