11月23日(土)
大井剛史さんの指揮で、リムスキー=コルサコフ生誕175周年を祝うプログラムとギター界の才媛・朴葵姫さんの天使のトレモロに酔いしれました。
リムスキー=コルサコフ/スペイン奇想曲作品34
ロドリーゴ/アランフェス協奏曲
~休憩~
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」作品35
指揮/大井剛史
ギター/朴葵姫
コンサートマスター/田野倉雅秋
ソロ・チェロ/辻本玲
大井剛史は、横浜定期でメンデルスゾーンの「エリア」を演奏し、実力を発揮しましたが、今回はリムスキーコルサコフに挑戦ということですね。
ヴァイオリンソロの多い今日の曲は、コンサートマスターに就任した田野倉雅秋氏のお祝い公演とも言えると、オーケストラガイドを務めた奥田佳道の言葉でした。
リムスキー=コルサコフ(1844-1908)の「スペイン奇想曲」の次に「シェエラザード」を作曲し、この曲の題材はイスラム文学の代表的作品「千夜一夜物語」からとったもので、海の広々とした開放感や船のダイナミックな描写にリムスキー=コルサコフの海軍時代の経験が反映されている。
間に入ったアランフェス協奏曲のギター演奏も楽しく、ギターソロのアンコールがありタレルガの「アルハンブラの思い出」、オーケストラのアンコールはリムスキー=コルサコフの「雪娘」から軽業師の踊りでした。
日本フィル・第352回横浜定期演奏会