ウィーン国立歌劇場ヴェルディ「オテロ」は、2月8日から2月10日までOTTAVA TV ライブストリーミングで放映されました。シェイクスピアの戯曲「オテロ」を基にしたオペラです。
オテロ/ステファン・グールド Stephan Gould
イヤーゴ/カルロス・アルヴァレス Carlos Alvarez
デスデーモナ/クラシミラ・ストヤノヴァ Krassimira Stoyanova
カッシオ/シャホウ・ジンシュ Jinxu Xiahou
ロデリーゴ/レオナルド・ナヴァーロ Leonardo Navarro
ロドヴィーコ/ライアン・スピード・グリーン Ryan Speedo Green
モンターノ/クレメンス・ウンターライナー Clemens Unterreiner
エミーリア/ボンジヴェ・ナカニ Bongiwe Nakani
使者/アレジャンドロ・ピツァーロ=エンリケ Alejandro Pizarro-Enriquez
ビアンカ/カタリーナ・ビラハート Katharina Billerhart
指揮/ジョナサン・ダーリントン Jonathan Darlington
演出/エイドリアン・ノーブル Adrian Noble
舞台美術及び衣裳/ディック・バード Dick Bird
舞台効果/ベイジル・トゥイスト Basil Twist
照明/ジャン・カルマン Jean Kalman
殺陣/マルコム・ランソン Malcolm Ranson
演出助手/ジョアンヌ・ピアース Joanne Pearce
ヴェルディの最晩年のオペラ「オテロ」は、〝嫉妬〟によって物語が動いてゆきます。イヤーゴは、オテロが自分ではなくカッシオを副官に任命したことに不満を持ちオテロを憎んでいます。イヤーゴのアリア「俺こそ悪魔だ!」オテロとイヤーゴの「復讐の二重唱」、イヤーゴの策略によって妻のデスデモーナのハンカチが〝嫉妬〟の炎をさらに加速させ、デスデモーナの悲しい「柳の歌」「アヴェ・マリア」が歌われます。そしてデスデモーナは首を絞められオテロに殺され、オテロは短剣で自らを刺し息絶えます。
オテロはアメリカのテノール(ステファン・グールド)、イヤーゴ役のスペインのバリトン(カルロス・アルヴァレス)は、この公演で宮廷歌手の称号が与えられました。デスデモーナはブルガリアのソプラノ(クラシミラ・ストヤノヴァ)で3人とも堂々とした声を披露しました。