2020年2月8日(土)
宮崎から鹿児島へJR日豊本線に乗ってやってきました。
2時間くらいの距離なのに全く宮崎と鹿児島では違います。
後からわかったことですが、鹿児島には新幹線が来ているんですね、それで賑やかなんだ〜と。
演奏会は午後2:00〜なので鹿児島駅からバスで10分ほどの宝山ホールの周りを歩いてみると、西郷が激戦の末、最後の5日間を過ごしたという城山の麓に宝山ホールがあるので、西郷隆盛の像や小松帯刀の像がそこここに立っています。
ラザレフ率いる、九州2日目の日本フィル演奏会・鹿児島は、ソリストに堀米ゆず子さんを迎えています。
曲目は、
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
~休憩~
ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68
指揮/アレクサンドル・ラザレフ
ヴァイオリン/堀米ゆず子
コンサートマスター/扇谷泰朋
ベートーヴェン(1770-1827)のヴァイオリン協奏曲のソロは、大御所の堀米ゆず子さんで、ラザレフと息のあった素晴らしいベートーヴェンを聴くことができました。
そして用意してなかったらしいのですが、アンコールはなんとパガニーニのカプリスから第5番の超絶技巧をさりげなく弾いちゃった、すごいですね。
後半のブラームス(1833-1897)の1番は、これもラザレフが得意とするもので、今度も指揮台を飛び降りて、底弦を煽ります。
4楽章のホルンのソロが奏でる雄大な調べは14歳年上のクララ・シューマンへの愛の贈り物だったらしいのですが、なんと壮大な贈り物でしょう。壮大なままフィナーレは大盛り上がりでした。
アンコールはバッバのアリア管弦楽組曲第3番。
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演奏会後、ホテルはJR九州ホテル鹿児島なので駅近くの「寿庵」に行き「薩摩味めぐり御前」「黒豚ヒレカツ」など鹿児島の味をいただきました。
黒豚のヒレカツやキビナゴさつま揚げなど、最後には鶏飯(ごはんの上に鶏とかの具を載せて出し汁をかけて食べる)が出てきて大満足でした。
明日は、鹿児島定期観光バスに乗って桜島など市内を観光する予定です。