ウィーン国立歌劇場のアーカイヴは、2016年11月10日の公演でロッシーニ「チェネレントラ」です。童話ですとガラスの靴とカボチャの馬車で「シンデレラ」ですが、ロッシーニのオペラですと腕輪がキーポイントの「チェネレントラ」になります。今回は日本人の中村恵理さんがクロリンダ(お姉さん役)でとってもいい味を出していました。

ドン・ラミロ/マクシム・ミロノフ Maxim Mironov
ダンディーニ/アレッシオ・アルドゥイニ Alessio Arduini
ドン・マニフィコ/レナート・ジロラーミ Renato Girolami
アンジェリーナ(シンデレラ)/エレーナ・マクシモヴァ Elena Maximova
クロリンダ/中村恵理 Eri Nakamura
ティスベ/キャサリン・トロットマン Catherine Trottmann
アリドーロ/ミシェル・ペルトゥージ Michele Pertusi
指揮/スペランツァ・スカプッチ Speranza Scappucci

始まる前にドミンゴがボックス席にいるのが映し出されました。このオペラでも演出は「ニーベルングの指輪」を担当したベルトルフで、現代に読み替えています。演出面では豪華なオープンカーが出てきたりチェネレントラの洋服選びにファッションショウをしてみたり、おかまの服装をした人がいたり、とってもカラフルで面白い。そういえばイタリア女性指揮者のスペランツァ・スカプッチも素敵ですね。小気味の良いリズム、テンポ、指揮者の作る枠組みにのってアンサンブルもスムーズに聞こえてくる。チェネレントラのエレーナ・マクシモヴァも王子のマクシム・ミロノフも歌いやすそうでした。

ウィーン国立歌劇場「チェネレントラ」
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