ウィーン国立歌劇場のアーカイヴからワーグナーの最後のオペラ「パルジファル」です。2019年4月21日の公演で、キリスト教の「聖金曜日」受難の日が第3幕にあるため、4月半ばのこの時期にどこのオペラハウスでも「パルジファル」を演奏することが多い。復活祭の前の金曜日が「聖金曜日」で、ちなみに復活祭・日曜日は、春分の日以降、最初の満月から数えて最初の日曜日と定められています。指揮はワレリー・ゲルギエフ 、演出はアルヴィス・ヘルマニスで病院が舞台と言うちょっと変わった演出です。

アムフォルタス/トーマス・ヨハンネス・マイヤー Thomas Johannes Mayer
ティトゥーレル/ライアン・スピード・グリーン Ryan Speedo Green
グルネマンツ/ルネ・パぺ Rene Pape
パルジファル/サイモン・オニール Simon O’Neill
クリングゾール/ボアズ・ダニエル Boaz Daniel
クンドリー/エレーナ・ツィトコーワ Elena Zhidkova
小姓1/スヴェトリーナ・ストヤノヴァ Svetlina Stoyanova
小姓2/ミリアム・アルバーノ Miriam Albano
小姓3/ミヒャエル・ローレンツ Michael Laurenz
小姓4/ルカーニョ・モヤケ Lukhanyo Moyake
聖杯守護騎士1/レオナルド・ナヴァーロ Leonardo Navarro
聖杯守護騎士2/クレメンス・エンターライナー Clemens Unterreiner
花の乙女1/イレアナ・トンカ Ileana Tonca
花の乙女2/オルガ・べズメルトナ Olga Bezmertna
花の乙女3/マーガレット・プランマー Margaret Plummer
花の乙女4/マリア・ナザロヴァ Maroa Nazarova
花の乙女5/マリアム・バッティステリ Mariam Battistrelli
花の乙女6/シルヴィア・ヴェレシュ Szilvia Voros
天上からの声/ボンジヴェ・ナカニ Bongiwe Nakani
指揮/ヴァレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev
演出/アルヴィス・ヘルマニス Alvis Hermanis
衣装/クリスティーネ・ユルヤーネ Kristine Jurkane
照明/グレーブ・フィルシュティンスキー Gleb Filshtinsky
映像/イネタ・シプノーヴァ Ineta Sipunova
舞台装置協力/シルヴィア・プラツェク Silvia Platzek
指揮/ワレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev
演出/アルヴィス・ヘルマニス Alvis Hermanis
衣装/クリスティーネ・ユルヤーネ Kristine Jurkane
照明/グレーブ・フィルシュティンスキー Gleb Filshtinsky
映像/イネタ・シプノーヴァ Ineta Sipunova
舞台装置協力/シルヴィア・プラツェク Silvia Platzek

リヒャルト・ワーグナーが1865年、バイエルン国王ルートヴィヒ2世のために書いたオペラで、中世スペインのモンサルヴァート城またはクリングゾルの魔の城を舞台している。今回の演出では豪華ではありますが病院が舞台となっています。パルジファル役のサイモン・オニール、日フィルの「ワルキューレ」では、ジークムントを歌いました。グルネマンツを歌ったルネ・パペは圧倒的な存在感でしたね。クンドリーのエレーナ・ツィトコーワもウィーンでは「ルサルカ」や「ドン・カルロ」でお馴染みです。
聖杯を守護する聖杯の城、モンサルヴァート城に連れてこられた無垢な愚か者パルジファルは聖槍による傷で苦しむ王をみてもただ突っ立ったままなので城を追い出される。しかし彼は魔法使いクリングゾルの城に行って聖槍を取り戻し、苦難を経て悟りを得、ついに王を癒し新たな聖杯城の王になる。
今回、脳の模型をしたものが徐々に大きくなり、最後には天井から覆いが下がってきて脳を覆うと言う、脳=聖杯だと言う演出と思われる。
最後に聖杯城の王となったパルジファルには双子の子供がいて、長男がローエングリンで、次男がカルディスだそうです。

ウィーン国立歌劇場「パルジファル」
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