4月22日(水)

ウィーン国立歌劇場、今日のアーカイヴは、リヒャルト・シュトラウスの「カプリッチョ」2018年5月24日収録です。
オペラにとって、音楽が重要か、言葉が重要か、作詞家と作曲家、演出家が集まって議論をするシュトラウス最後のオペラ。

伯爵令嬢マドレーヌ/カミラ・ニールンド Camilla Nylund
伯爵/マルクス・アイヒェ Markus Eiche
フラマン/ミヒャエル・シャーデ Michael Schade
オリヴィエ/エイドリアン・エレート Adrian Erod
ラ・ロッシュ/ヴォルフガング・バンクル Wolfgang Bankl
クレロン/アンゲリカ・キルヒシュラーガー Angelika Kirchschlager
イタリアの歌手(ソプラノ)/ダニエラ・ファリー Daniela Fally
イタリアの歌手(テノール)/パーヴェル・コルガティン Pavel Kolgatin
家令/マーカス・ペルツ Marcus Pelz
トープ氏(プロンプター)/ペーター・イェロジッツ Peter Jelosits
指揮/ミハエル・ボーダー Michael Boder
演出・舞台・照明/マルコ・アルトゥーロ・マレッリ Marco Arturo Marelli
衣装/ダグマール・ニーフィンド Dagmar Niefind
振付/ルーカス・ガウデルナク Lukas Gaudernak

弦楽六重奏で始まる「カプリッチョ」は、R.シュトラウスの音楽のための対話劇。パリの郊外、音楽家フラマン(ミヒャエル・シャーデ)と詩人オリヴィエ(エイドリアン・エレート)は、若くして未亡人となった伯爵夫人マドレーヌ(カミラ・ニールンド)に恋している。カミラ・ニールンドは、同じくシュトラウスの「影の無い女」のタイトルロールを歌い「宮廷歌手」の称号も持っている豊かで華麗な声の持ち主で、見た目も美しい。
演出がマルコ・アルトゥーロ・マレッリ、チューリッヒ生まれ、華麗にして簡潔な舞台はマドレーヌが最後に登場する前の「月光の音楽」で最高頂に達する。衣装がまた楽しく演出家の奥様のダグマール・ニーフィンドが担当しているとか。
結局フラマンもオリヴィエもマドレーヌの愛を得るまでには至らなくて、「音楽と言葉に忠実な解釈、そしてそれに劣らぬ即興は、あたかも兄妹のごとし」ということらしい。

ウィーン国立歌劇場「カプリッチョ」
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial