ウィーン国立歌劇場のアーカイヴは、2020年12月7日の3:00から1日だけですが、サン=サーンスの「サムソンとデリラ」を放映しました。これは2018年5月18日の公演です。2018年11月に映画館で観たMETライブビューイングの「サムソンとデリラ」は、サムソンがアラーニャでデリラがガランチャなのは同じですが全く演出が違います。比べてみてください。

サムソン/ロベルト・アラーニャ Roberto Alagna
デリラ/エリーナ・ガランチャ Elina Garanca
ダゴンの大司祭/カルロス・アルヴァレス Carlos Alvarez
ガザの太守アビメレク/ソリン・コリバン Sorin Coliban
ヘブライの長老/ダン・パウル・ドゥミトレスクー Dan Paul Dumitrescu
第1のペリシテ人/イェルク・シュナイダー Jorg Schneider
第2のペリシテ人/マーカス・ペルツ Marcus Pelz
ペリシテの使者/レオナルド・ナヴァロ Leonardo Navarro
指揮/マルコ・アルミリアート Marco Armiliato
演出/アレクサンドラ・リートケ Alexandrs Liedtke
舞台/ライムンド・オルフェオ・ヴォイト Raimundo Orfeo Voigt
衣装/スー・ビューラー Su Buhler
照明/ゲリット・ユルダ Gerrit Jurda
振付/ルーカス・ガウデルナク Lukas Gaudernak

カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)は、作曲家でありピアノとオルガンの名手、詩集を出版し劇作家として成功、しかも哲学者にして考古学者、美術史家とまさにマルチプレイヤー。
旧約聖書が原作でパレスチナのガザが舞台になっている「サムソンとデリラ」ですが、今回のアレクサンドラ・リートケという女性演出家では現代版「サムソンとデリラ」になっています。「バッカナール」の部分は、合唱が観客となって周りを囲み、中央の舞台でダンサーが髪を切られて眼をえぐられたサムソンをいじめる場面となっているので、華やかさはなく、その分音楽に集中できるのかもしれません。ウィーンもMET も同じ2018年公演の作品ということでガランチャの美しさも声も、アラーニャの声も同様に最高です。
最後にサムソンが 神に“復讐をさせてください”と叫び、神殿が火の海になるところは大迫力でしたね。

ウィーン国立歌劇場「サムソンとデリラ」
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