今日は、2月としては暑いくらいの気持ちのいい1日。
上野公園には、お休みを楽しむ家族連れやカップルがたくさん来ていました。
もうコロナ明けかなと思われる雰囲気の中、二期会公演ワーグナーの「タンホイザー」を聴きに東京文化会館へ。
指揮は、12月から日本にいて読響を振っていたセバスティアン・ヴァイグレです。
私たちは、4回公演の最後、2月21日(日)に行きました。
領主ヘルマン/長谷川顯
タンホイザー/芹澤佳通
ヴォルフラム/清水勇磨
ヴァルター/高野二郎
ビーテロルフ/近藤圭
ハインリヒ/高柳圭
ラインマル/金子慧一
エリーザベト/竹多倫子
ヴェーヌス/池田香織
牧童/牧野元美
4人の小姓/横森由衣、金治久美子、実川裕紀、長田惟子
管弦楽/読売日本交響楽団
合唱/二期会合唱団(合唱指揮/三澤洋史)
指揮/セバスティアン・ヴァイグレ
演出/キース・ウォーナー
演出補/ドロテア・キルシュバウム
装置/ボリス・クドルチカ
衣裳/カスパー・グラーナー
照明/ジョン・ビショップ
振付/カール・アルフレッド・シュライナー
映像/ミコワイ・モレンダ
厳かな序曲「巡礼の合唱」で始まる「タンホイザー」は、全く別物の「タンホイザーとヴェーヌスベルグ」の伝説と「ヴァルトブルクの歌合戦」の史実を合わせたもの。今回はドイツ語で、序曲の途中から切れ目なくバッカナールに移行するウィーン版で上演します。
時は13世紀初頭、舞台はドイツの森に囲まれたチューリンゲン、快楽の女神ヴェーヌス(池田香織)のいる禁断の場所ヴェーヌスベルクで官能的な日々を過ごしていたヴァルトブルグ城の騎士タンホイザー(芹澤佳通)ですが、ある時ふと故郷に帰りたいと思い始めます。
故郷ではヴァルトブルグ城で歌合戦が開かれるということでタンホイザーも参加することになり、お題は「愛の本質」、タンホイザーは初めおとなし目にに歌っていたのですが徐々に高揚してついに禁断のヴェーヌスベルクにいたことがばれてしまう。
懺悔のためにローマに巡礼の旅に出るタンホイザーですが、巡礼を終えた人の中にはタンホイザーはいません。その間祈り続ける恋人のエリーザベト(竹多倫子)は、闇夜に天国へと続く道へ旅立ちます。タンホイザーはエリーザベトの死に絶望し、そこで息絶えるのですが、魂は救済されます。エリーザベトの死が、タンホイザーの魂を救ったのでした。
タンホイザーは、快楽の女神ヴェーヌスから愛され、純真なエリーザベトからも愛されモテモテ男だったわけですね。
エリーザベトを愛しながらも胸に秘めて二人を見守るヴォルフラム( 清水勇磨)はなんと可哀想なことでしょう。
最初から有名なメロディーが出てきて、とてもわかりやすい。コロナでほとんどのワーグナーオペラを無料で見ることができましたが、その中でも最もポピュラーなものではないかしら。
帰りは,上野駅のエキュートにある、台湾カフェ(騒豆花)Sao Dou Huaで
濃厚白胡麻坦々麺セットを頂きましたよ。