8月13日(金)
コロナ禍によって県またぎができず、避暑地に行く代わりに8月もたくさんの演奏会に行って冷房の涼しい風に当たって来ました。
指揮者が初めはダニエーレ・ルスティオーニの予定だったのですが、コロナの待機期間の関係でミューザに出演したアンドレア・バッティストーニがそのまま日本に滞在して指揮をすることになりました。
久しぶりの初台東京オペラシティコンサートホール、早めに行ったので少しウロウロしてモニュメントなどを写してみました。
ヴェルディ/レクイエム
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
指揮/アンドレア・バッティストーニ
ソプラノ/木下美穂子
アルト/中島郁子
テノール/城宏憲
バス/妻屋秀和
合唱/二期会合唱団(合唱指揮/佐藤宏)
素敵なヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴとダニエーレ・ルスティオーニとは夫婦ということは知っていましたが、今回はその指揮ぶりを見ることはできませんでしたね。でもバッティストーニが日本にいてよかったし、最高のソリストと指揮者とオーケストラが揃って最高の「ヴェルレク」でした。
そんなに大きくはないホールなので、合唱は2階の左右観客席3分の1くらいを占めており。各パートがとても良い響きを聞かせてくれました。
ただでさえオーバーアクションのバッティストーニの指揮は今日は一段と熱がこもっているように見え、Dies Ire(怒りの日)は本当に怒りをぶつけるような迫力がありました。
ソプラノの木下美穂子、アルトの中島郁子、テノールの城宏憲、バスの妻屋秀和は今一番脂が乗っている歌手たちで、声にゆとりが感じられました。
曲が終わって、バッティストーニの手が上がったままどれくらい長い沈黙があったのでしょうか。長いコロナの時間を確かめるような黙祷だったんだと思います。
二期会公演 ヴェルディ「レクイエム」