メトロポリタン歌劇場のヴェルディ「椿姫」です。
椿姫のナディーン・シエラは、アメリカの女性オペラ歌手で1988年5月14日生まれ、今最も売れているソプラノ歌手。
そしてアルフレッドは、超イケメンのステファン・コステロ、
演出はマイケル・メイヤー(1960 年 6 月 27 日生まれ) で、2007年にロック・ミュージカル《春のめざめ》で演出家としてトニー賞を受賞した演劇監督、映画製作者、劇作家です。彼は、「椿姫」をロマンティックで、ヴィジュアル的に豊かなものにしたいと考えました。その美は自然の世界からもたらすことが可能ではないかと考え、ヴィオレッタのアルフレードとの愛の物語を、春夏秋冬の4つの章として捉えることにしたと言っています。
ヴェルディ/歌劇「椿姫」(2022年10月25日公演)
ヴィオレッタ/ナディーン・シエラ Nadine Sierra
アルフレッド/ステファン・コステロ Stephen Costello
ジョルジョ・ジェルモン/ルカ・サルシ Luca Salsi
フローラ/シフォカジ・モルテノ Siphokazi Molteno
ドビニー公爵/ヨンチョル・チャ Jeongcheol Cha
ドゥフォール男爵/ブライアン・メージャー Brian Major
医師グレンヴィル/ポール・コロナ Paul Corona
ガストン子爵/ヨナ―・ホスキンス Jonah Hoskins
アンニーナ/イヴ・ジリオッティ Eve Gigliotti
ジュゼッペ/パトリック・ミラー Patrick Miller
使い/ジョナサン・スコット Jonathan Scott
ジョルジョ・ジェルモンの娘/アレグラ・ハーマン Allegra Herman
指揮/ダニエーレ・カレガリ Daniele Callegari
演出/マイケル・メイヤーMichael Mayer
舞台装置/クリスティーネ・ジョーンズ Christine Jones
衣裳/スーザン・ヒルファーティー Susan Hilferty
照明/ケヴィン・アダムズ Kevin Adams
振付/ローリン・ラターロ Lorin Latarro
前奏曲で舞台はヴィオレッタが死んだ後の世界から始まります。
確かにヴィジャル的にとても豊かで豪華な舞台となっていて見ていて楽しい。
国際色豊かで、健康的、かつ明るい椿姫役のナディーン・シエラですが、涙が出るところはちゃんと泣けてくるヴェルディの凄さですね。
二幕フローラの屋敷での仮面舞踏会で、ゾンビに扮したバレエ団の踊りが面白い、METならではの演出でしょうか。
初めのシーンでアルフレッドの妹がいて、二幕にもそして三幕にもウェディングドレスの妹が出て通って行きますが通常の「椿姫」にはない場面です。
とにもかくにも、シエラの熱演にすごい拍手とスタンディングに包まれた「椿姫」でした。
メトロポリタン歌劇場「椿姫」