ヘンリー・ジェイムスの「The Turn of the Screw ねじの回転」をベンジャミン・ブリテンがオペラにしました。
人里離れた田舎のお屋敷に、孤児のフローラとマイルズのために新しく家庭教師がやって来るが、家庭教師はその家に住む奇妙で恐ろしい霊から子供達を守るために戦わなければならない。目に見えないものと戦う心理戦のようなもの、さあどうなりますでしょうか。
イタリアのテアトロ・レッジョ・エミリアにて2023年5月21日にライブ・ストリーミングされました。

ブリテン/歌劇「ねじの回転」(イタリア、テアトロ・レッジョ・エミリア 2023年5月21日公演)
プロローグのコメンテイター、元使用人ペーター・クイント/フローリアン・パンツィエリ Florian Panzieri
少年マイルズ/ベン・フレッチャー Ben Fletcher
少女フローラ/マイア・グリーヴズ Maia Greaves
女家庭教師/ローラ・ゼッキーニ Laura Zecchini
家政婦グロース夫人/キアラ・トラパーニ Chiara Trepani
元女家庭教師ミス・ジェッセル/リガ・リーズカルニーナ Liga Liedskalnina
管弦楽/イカルス・・アンサンブル/Icarus Ensemble
指揮/フランチェスコ・ボッサリア Francesco Bossaglia
演出/ファビオ・コンデミ Fabio Condemi
舞台装置/ファビオ・チェルジッチ Fabio Cherstich
衣裳/ジャンルカ・スビッカ Gianluca Sbicca
照明/オスカー・フローシオ Oscar Frosio

ある屋敷に宿泊した人々が、百物語のように一人ずつ怪談を語る。題名の「ねじの回転」はその中の「一ひねり利かせた話が聞きたい」という台詞からとられている。「幽霊話に子どもが登場することで話のねじにひとひねり加える効果があるというなら、子どもが二人になれば?」「二ひねりになるじゃないか!」
というところから「ねじの回転」という題ができたらしいのですが、当時の文学の「意識の流れ」的なものから、
今度は、ブリテンがオペラとして取り上げてから、もう一ひねりも二ひねりもしたものになっている。ブリテンは同性愛者なのは有名で、初演のクイント役はテノールのピーター・ピアーズというブリテンのお相手ですよね。
すると謎は解けてゆくような気がします、最近で言われているLGBTとか小児性愛とか。

このオペラは、全2幕、各8場の間に短い間奏曲が15あり、The JourneyがテーマでThe Welcome 、The Letter、The Tower、The Window、The Lesson、The Lake、At Night、Colloquy and Soliloquy、The Bells、Miss Jessel、The Bedroom、Quint、The Piano、Flora、Milesと変奏((回転)しながら進む。

ブリテン「ねじの回転」
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial