11月7日(金)
以前、広上マエストロとサントリーホール近くのトゥーランドット(中華料理の店)で会って、その時ヴァイオリニストの米元響子さんとピアニストの河村尚子さんと何やら、お話をしていましたが、今日の演奏会の相談だったのかしら。 うふふっ! と言う事で来てしまいました。
大阪シンフォニカー交響楽団 です。
京都や、奈良は何度も来ているのに、大阪は初めてです。御堂筋とか難波とか道頓堀とか聞いたことのある場所を地図上で見ながら、新幹線を降りて、大阪駅のとなりの福島駅へ。
ザ・シンフォニーホールは、とても重厚で、落ち着いたホールです。
中央の前から6列目、一番いい席が取れていました。
オール・メンデルスゾーンです。
大阪シンフォニカー交響楽団・第129回定期演奏会 ザ・シンフォニーホール
メンデルスゾーン/序曲「静かな海と楽しい航海」作品27
メンデルスゾーン/ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲二短調
~休憩~
メンデルスゾーン/交響曲第1番ハ短調作品11
指揮/広上淳一
ヴァイオリン/米元響子
ピアノ/河村尚子
コンサートマスター/森下幸路
全て、初めての曲ばかり。
メンデルスゾーンは、恵まれた環境の中で英才教育を受けており、19歳の時ゲーテの「静かな海」と「楽しい航海」という短い詩を選んで、「静かな海と楽しい航海」作品27 という演奏会用序曲を作曲した。
風の凪いだ海の情景から天候に恵まれた快適な船旅そして無事に船が港に着いたときの様子が描かれている。
次のヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲は何と、13歳の時の作曲。ヴァイオリンの米元さんは落ち着いた雰囲気、ピアノの河村さんは陽気な感じで、二人共息がぴったり合った
素晴らしい演奏でした。
交響曲1番は、15歳になったばかりの時の曲だという。
どこかで聞いたような曲が所々に出てきてなんだっけと思いながらも面白いので、聴き入ってしまいました。
メンデルスゾーンは、38歳でこの世を去ったという、天才とはこういったものなんですね。
夕食は、黒山羊さんの〝大阪は、だいたい何処でも安いし美味しい〟というお言葉どおりでした。
ホール近くの「陳麻家」 坦々麺の美味しい店ということで、坦々麺と、点心といろいろ。
ホテルは、上本町のシェラトン都ホテル大阪
もうクリスマスイルミネーションが綺麗です。
翌日は、近くの古典文芸の世界を確立した、名作家のお墓に行くことにしました。
井原西鶴の墓 誓願寺というお寺の墓地に西鶴のお墓があります
ガソリンスタンド脇の狭い狭い路地を進んで行くと、近松のお墓があります。
近松門左衛門の墓 狭い墓地に桐の木が植えられている
本町まで足を伸ばして、芭蕉の碑を見ることに。 南御堂といわれる難波別院の中にある。
芭蕉の碑 旅に病んで ゆめは枯野を かけまはる
御堂筋の街路樹
結局、道頓堀には、寄らないで帰ってきてしまいました。
ザ・シンフォニーホールには、もう一度行きたいのですが・・・。