11月22日(土)
今日は、日生劇場開場45周年を記念して行われた公演です。
どうも私たちの席が批評家席の前あたりだったらしく、指揮者のS氏やら、批評家のH氏やらすぐ後ろの席
に座っていました。
多分、マクロプロス家の事」は、オペラとしては日本初演だからで、
オペラファン、オペラ関係者が挙って来ていたと言う事になります。
女性は着物姿の人が多く、もう少しドレスアップして行けばよかった!

指揮はアルミンク         演出は鈴木敬介
  アルミンク     マクロプロス
エミリア・マルティ/蔵野蘭子
アルベルト・グレゴル/大間知覚
ヴィーテク/高橋淳
クリスタ/長谷川忍
ヤロスラフ・プルス男爵/初鹿野剛
ヤネク/水船桂太郎
コレナティー博士/勝部太
道具方/鹿野由之
掃除婦/押見朋子
ハウク・シェンドルフ/加茂下稔
小間使い/清水華澄
管弦楽/新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮/クリスティアン・アルミンク
演出/鈴木敬介
東京二期会の公演です。主役エミリア・マルティの蔵野蘭子さんは、「オランダ人」でも頑張っていた人ですね。
あと、もう一方の主役エミリア・マルティの小山由美さんは、「サロメ」でヘロディアスをやって好評でした。
ヘロデ王をやった高橋淳さんも出ています。
原作はカレル・チャペックの戯曲。300年以上も生きた女性の物語です。
氷のように冷たい絶世の美女でオペラ歌手、不老不死の薬、錬金術。
ヤナーチェクは、チェコ人なのでチェコ語で書かれています。
時々聞こえた、鳥のなき声のようなクラリネットの音も、チェコ語の抑揚なんですって!
「利口な女狐」や、「カーチャ・カバノヴァー」のもの哀しい雰囲気が、ここでも出てきます。
       あなたたちには、この世の全てが意味をなす。
          あなた達には、この世の全てに価値がある。
          ものの見えぬ人たち、あなたたちは幸せ。
          早々に死ぬという運命に
恵まれているのだから。

終わって劇場を出ると、外はすっかり暗くなっていて、帝国ホテル辺りのクリスマスのイルミネーションが綺麗です。

オペラ「マクロプロス家の事」
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