5月10日(日)
今日のドライブは、ちょっと足を伸ばして静岡県浜名湖、三ケ日の近くの細江町気賀へ!
ここは、白柳秀湖の生まれたところで、孫である主人と共に行きました。
車の中から見た富士山です。
姫 街 道 を 行 く
上の図のピンクのラインが姫街道です。三ケ日宿の近く気賀宿の辺りをウロウロしましたのでよろしくね!
まずナビ君を気賀の北区役所に設定。
浜松市北区役所は、天浜線気賀駅のすぐそばにあり、 駐車場の心配は全く無い。
天浜線(天竜浜名湖鉄道)は、一輌のみの単線。
気賀駅は、本当に田舎の駅で
列車がいってしまうと、静かなものです。
タクシーの運ちゃんが暇そう。この辺りから少し歩きます。
川端にキショウブが咲いていて、川の水はきれい。
これが姫街道 です。日曜日だからでしょうか、人通りがありません。
細江神社 細江神社の鳥居
細江神社正門の向かいあたりに生家があったらしく、 細江神社の楠木(くすのき)
右の楠木の根元で良く遊んだと言う。
細江神社の直ぐ隣に歴史民俗資料館があり
「犬くぐり道」のことを白柳秀湖が書いている。
気賀関所を通るためには、通行手形が必要で、とても不便だったので、関所の裏道にこんな「犬くぐり道」があり、人間も通っちゃったんです。
気賀関所の辺りへ
現在の気賀関所は、ふるさと再生資金で建てられたもので、その近くに文学碑などもある。 本来の気賀関所の場所とは違うのですが・・・。
気賀図書館の庭の文学碑:
浜名湖畔の琉球藺草(いぐさ)
青だたみといえば、きいただけでも涼しい気持がする 白柳秀湖 「自然と労作」より
名を聞きて 王朝の貴女ときめきし 引佐細江も 気賀の町裏 与謝野晶子
和歌の浦といえば 自然と連想されるのは 遠州のいなさ細江であろう 佐藤春夫 「日本の風景」
気賀関所
姫様道中(4月第一土・日曜日)に使われる駕籠
お土産やさんもあります。
奥浜名湖には、奥山半僧坊 方向寺があり、第一回「古の参道ウォーク」禅の道を辿る を開催しており、
浜松城~奥山半僧坊まで22Kをたくさんの皆さんが歩いて登っていました。
この奥山半僧坊 方向寺には、石仏が沢山(五百羅漢)置かれていて壮観です。
山に咲く桐の花
楓
この辺りは、引佐細江(いなさほそえ)と言われていて、
白柳秀湖も「山水と歴史」の中で、〝引佐細江のみをつくし〟 を『万葉集』と『千載集』から引用している。
『万葉集』
とほつあみ引佐細江のみをつくし あれをたのめてあさましものを
『千載集』
逢ふことは引佐細江のみをつくし 深きしるしもなき身なりけり
白柳秀湖のふるさとは、山あり、川あり、海あり、湖あり、みかんあり、うなぎあり、海の幸あり、山の幸あり なんでもありの豊かな土地でした。
[後記]
○ 姫街道はなんだかブームになるような気がしました。
○ 叔父から「白柳ネーブル」を買ってくるように言われましたが、今はシーズンではないとのこと、とっても美味しいらしい、是非お取り寄せしよう。
○ 他にも観光するところは、たくさんあります。
○ 今回食べ物は載せませんでしたが、うな重、はぜの天麩羅などシッカリ食べてきました。