6月2日(火)

今日は、METライブビューイング「ラ・チェネレントラ」を川崎ラゾーナの109シネマズ川崎で見てきました。
エリーナ・ガランチャと言う、美人で、気品のあるメゾソプラノが歌うということは知っていたのですが、どんな声なのか興味津々ででかけました。

img021-1.jpg

アンジェリーナ/エリーナ・ガランチャ
ドン・ラミーロ/ローレンス・ブラウンリー
ダンディーニ/シモーネ・アルベルギーニ
ドン・マニフィコ/アレッサンドロ・コルベッリ
アリドーロ/ジョン・レリエ
指揮/マウリツィオ・ベニーニ
演出/チェーザレ・リエーヴィ

このロッシーニの「ラ・チェネレントラ」 は、「シンデレラ」のことですが、かぼちゃの馬車も出てこなければ、ガラスの靴も出て来ないけれども、王子様と結婚するのは同じ。

ガランチャという人、ルックスがいいのは判っていたんですが、声も柔らかくって透明感がありで正に打ってつけ。お化粧は控えめで、上の写真よりずっとおとなしそう、こんな厳しい世界でやってゆけるのかなと思われる程なんですが、芯は強いのかもね。ラトビア出身で、トマス・ハンプソンとのインタヴューでは、そろそろロッシーニは卒業するとのこと。自身の進路のこともシッカリと見極めている。 ヨーロッパでは有名らしいのですが、METでは去年の「セビリアの理髪師」のロジーナ役がはじめてで、次は、「ホフマン物語」に出演するという。ネトレプコちゃんものんびり子育てしていられない!

王子様役のローレンス・ブラウンリー黒人歌手ですが、多分若くて相当上手い、インタヴューでは、〝主役はチェネレントラなので、彼女が歌いやすいように歌う〟と言っていました。

ロッシーニ歌いでお父さん役のコルベッリさん、喜劇を演ずる時はとの質問に、台本どうり真面目に演ずるだけです。といつも本当に真面目に演じていられるようです。

「ファウストの劫罰」で素敵な悪魔メフィストフェレス役をやった、ジョン・レリエが、アリドーロ役で出ている。

チェーザレ・リエーヴィの演出は全体にすっきりして、チェネレントラの清純さを引き出している。

今シーズンのMETライブビューイングは、これが最後、次もネトレプコ、ガランチャの「ホフマン物語」 など、盛りだくさんなので、観なければ!

MET ロッシーニ「ラ・チェネレントラ」
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial