10月23日(金)

ラザレフさんのプロコフィエフ連続演奏会Vol.3の今日は

ラザレフ3

チャイコフスキー/幻想的序曲「ハムレット」
モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番変ロ長調
~休憩~
プロコフィエフ/交響曲第3番
指揮/アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ/田村響
コンサートマスター/木野雅之
フォアシュピーラー/江口有香
ソロ・チェロ/菊地知也

今回のマエストロサロン(21日)では、ラザレフさんの奥さまのタマラ夫人も同席されていて、
モスクワ近くのご自宅のお庭が、、森、果樹園、農園の三パートに分かれていて、果樹園の木の実が赤いのや、黒いのや、白いのがあると、木イチゴなどは、熟す直前にカラスに食べられてしまったとか。

チャイコフスキーは、女性の描き方が一番美しい作曲家で、特に今回の「ハムレット」は、オフィーリアをオーボエが担当していて、悲しみの光と影を美しく表現しており、息をするのさえ苦しくなる~と。

プロコの3番は、オペラ「炎の天使」の素材をもとにした作品で、
一楽章は、一番難しい、戦いの要素を持っていて、クライマックスは、しゃぶしゃぶとすき焼きと刺身をごっちゃにしたよう??。
二楽章は、木の上に人魚がいるといった、おとぎ話的。
三楽章は、冗談、ロシア人にとっては、ブラックユーモア的、虫がモゾモゾ動いているような感じ。
四楽章は、大地が揺れ動くような。

実際の演奏会では、「ハムレット」のオフィーリア役のオーボエは、本当に悲しげで美しく、映画音楽のように、メロディーが流れてゆく感じ。オーボエ奏者は、エキストラの若い美しい女性で、ラザレフさん、拍手の際には、指揮台にまで立たせてしまいました。

モーツアルトの田村響くん、端正で真面目な素晴らしいモーツアルトでした。

プロコフィエフの3番は、本当の意味での交響曲の始まりと言えるとラザレフさんが言っていましたが、「炎の天使」を家で見て行ったので、モゾモゾの部分が悪霊の蠢くところうで、弦の音が第一ヴァイオリンからヴィオラに左から右に移動したり、右から左に移動したり、まるで悪霊が本当に動いているかのよう。大地が揺れ動くような爆音は、悪霊が吠えるようでした。

いつものことですが、今回のように珍しい曲で、言いたいことが一杯あり、余韻を楽しみたい時は、サントリーホール近くの「トゥーランドット」での会食、よいものですね!予約してくれたKさん有難う。

さて次はどんなプロコフィエフが聴けるでしょうか楽しみです。

 

日フィル第614回東京定期
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