いつもですと、広上・日フィル、下野・読響なんですが、今回はトレードしたみたいな感じ。
とにかく面白い!面白いので、日フィルは、金・土と2日間通いました。
20日は広上・京響に行きます。
京都は今いちばん暑い時期、うまくハイアット・リージェンシー京都ホテルがとれたので、
近くの東福寺や、祇園辺りも散策するつもりでいます。
7月13日(金)
日フィル・第642回東京定期演奏会 サントリーホール

戸田邦雄/合奏協奏曲「シ・ファ・ド」
山本直純/和楽器と管弦楽のためのカプリチオ
     ~休憩~
黛敏郎/弦楽のためのエッセイ
松村禎三/交響曲第1番
 指揮/下野竜也
 コンサートマスター/扇谷泰朋
 フォアシュピーラー/江口有香
 ソロ・チェロ/菊地知也
ズバリ、何が面白いかって山本直純さんの「和楽器と管弦楽のためのカプリチオ」が面白かった。
箏/片山リサさん、三味線/野澤徹也さん、尺八/石垣征山さん、邦楽打楽器/望月太喜之丞さん、富田慎平さん、
黒坂昇さん、竜笛/西川浩平さん、ドラム/三浦肇さん、ギター/尾尻雅弘さんという超一流の演奏家たちの参加と
日フィルのメンバーのかけ声や、呼子、キハダ、カバサ、トム、オルゴール、かぐらの鈴、木魚、オケド、チャッパ
の楽器など。
ドラムスのセッションで、和太鼓の乱れ打ちが聴きどころ、見どころ。
和太鼓の黒坂昇さんの襷(たすき)さばきがお見事なので、次の土曜日も2階席を確保してみてきました。
曲は、日本の四季を描く、
第1楽章は、
春の宵の朦朧とした気分ではじまる。トロンボーン等が、日本風に揺れる旋律を吹き、雅楽の笛、竜笛に受け継がれる。
そこからやがては春の陽気が噴き出す。三味線や箏や鼓とピアノヤドラムやギターが掛け合い、行進曲調に発展する。
第2楽章以下は続けて演奏される。
第2楽章は、
夏の爽やかさとダルさを象徴する間奏曲風。
続く2つの楽章は秋。
第3楽章は、
秋祭りのお囃子に緩やかな民謡調がはさまる。日本太鼓のカデンツァが入って
第4楽章へ、
奏者の「エンヤコラ」などの掛け声も入り、賑やかな秋は最高潮に達する。
全曲の頂点、第5楽章は、
作曲者は述べる。「分厚く重い鐘のような低音楽器群の響きの上で、アルト・サックスの悲しいメロディーが竜笛と絡み合う。冷たい重苦しい冬」。
山本直純さんは、「大きいことはいいことだ」という森永エールチョコレートのCMや、
「男はつらいよ」の主題歌、「オーケストラがやってきた」のクラシック音楽番組の司会などで活躍した。
彼の曽祖父は岩倉具視の懐刀、祖父は大資産家、祖母は有島武郎の妹、父は大正期にライプツィヒに留学し
グレーナーに師事した作曲家で指揮者の山本直忠。 お父さんの山本直忠さんは、わが母校南山大学の教授でもあり
敬虔なカトリック信者でもあって、彼が作曲した南山大学の式典歌を入学式や卒業式に演奏していました。(音楽部でしたので)混声合唱曲でとっても素敵な曲です。
7月12日(木)
読響・第517回定期演奏会 サントリーホール
武満徹/トゥイル・バイ・トワイライト
バルトーク/ヴィオラ協奏曲(ピーター・バルトーク版)
     ~休憩~
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」
 指揮/広上淳一
 ヴィオラ/清水直子
 コンサートマスター/小森谷巧
ベルリンフィルの清水直子さんのヴィオラ素敵でしたね。
広上さんの「シェラザード」面白かった!
来週の京都楽しみにしています。

広上・読響、下野・日フィル
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