5月14日(土)

五月の爽やかな気候の中、横浜にラザレフと日フィルの横浜らしい素敵なプログラムを聴きに行きました。
ヴァイオリン・ソロは渡辺玲子さんです。

モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219「トルコ風」
~休憩~
ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮/アレクサンドル・ラザレフ
ヴァイオリン/渡辺玲子
コンサートマスター/千葉清加
フォアシュピーラー/齊藤政和
ソロ・チェロ/菊地知也

期待に違わぬ演奏
先ず「フィガロの結婚」は、猛スピードで、
ヴァイオリン協奏曲「トルコ風」は、渡辺玲子さんのキリッとした美しいモーツァルト、
次の「幻想交響曲」は、ベルリオーズがシェイクスピア劇団の花形女優ハリエット・スミスソンと劇的な恋愛をして、その体験が「幻想交響曲」のモデルとなっていて、曲頭にベルリオーズ自身によるプログラム・ノートがついている〝ある若い音楽家が恋愛への絶望から阿片を飲み自殺を図る。しかしその毒は致死量に至らず、彼は昏睡する中、奇怪な幻想を見る。 その中で彼の愛した女性は、メロディー(固定楽想)となってあらゆる場面に現れる〟となっている。
ラザレフの「幻想」はキッチリ譜面に忠実で、日フィルの澄み切った音色と相まって、習字でいえば楷書的な「幻想」、日フィル所有の2台の鐘が舞台上に並べられ、木槌でたたくのですがとても壮観でした。

アンコールは、フランス繋がりでビゼーのカルメンから第三幕への間奏曲、美しいフルートの調べから入ります。

日フィル・第317回横浜定期演奏会
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